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リカルド、シーズン中の”コロナ・パニック”を明かす「検査結果がはっきりせず恐怖を感じた」

ダニエル・リカルドは2020年シーズン中、新型コロナウイルス検査の結果がハッキリしなかった際、ちょっとした“パニック”状態”になったと明かした。

Daniel Ricciardo, Renault F1

Andy Hone / Motorsport Images

 2020年、新型コロナウイルスの世界的流行の影響を大きく受けたF1だったが、スケジュールを大きく変更した上で厳格な感染防止プロトコルを整え、7月にシーズンを再開することができた。

 このプロトコルでは全てのF1ドライバーやパドック関係者は定期的に新型コロナウイルスのPCR検査を受けることが義務付けられており、陰性とならなければパドックに立ち入ることができなかった。

 実際F1ドライバーでは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスとランス・ストロール、そしてメルセデスのルイス・ハミルトンの3名が新型コロナウイルスに感染したことによりレースを欠場した。さらにシーズン終了後にはマクラーレンのランド・ノリスもコロナに罹患している。

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 そして、2020年はルノーのドライバーとしてシーズンを戦ったダニエル・リカルドも、結果的にはウイルスに感染していなかったものの、検査結果がはっきりしなかったことで不安を感じる瞬間があったと振り返った。

「ある朝、(検査ではっきりしない)結果が出たんだ。朝6時くらいに、怖い思いをした。それからはっきりさせるためにもう一度検査を受けなければならなかった。ちょっとしたパニックだったし、楽しくなかったよ」

 リカルドは一部メディアとの座談会でそう振り返った。

「最終的には大丈夫だったけど、今まで経験したことがなかったようなことだった。『ちょっと体調が悪いような気がするけど、もしかしたら病気なのかもしれない!』と思ってしまった」

「実際、その朝はパニック状態だったよ」

 同じような出来事がレッドブルのアレクサンダー・アルボンにも起きている。アルボンはアイフェルGPの前に受けた検査結果がはっきりせず、チームはニコ・ヒュルケンベルグをスタンバイさせた。

 リカルドは、ペレスが新型コロナウイルスに感染したことが、ドライバーたちが直面しているリスクとレース欠場の可能性に対する警鐘となり、シーズンが進むごとに警戒を強めていくことになったと話した。

「あの時はまだ夏だった。ロシアの前だったと思うし、イタリアでの連戦の後だったと思う」

「シーズンが進むに連れて、隔離や自分自身のケアにますます気を遣うようになった。特にチェコ(ペレス)がコロナに罹ってからね」

「僕は『OK、ジョークじゃないんだ』と思った。僕はかなり気をつけていたから、(検査の結果に)かなり驚いた。最終的には、感染していなかったけどね」

「ホッとしたけど、でもまだ恐怖だった」

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