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“おどおど”したルノーは過去の話に? リカルド「チームに自信がついてきた」

ダニエル・リカルドは2年間のルノー生活は成功と言えるもので、彼らが当初抱いていた“おどおどとした”チーム環境から脱して、自信の無さが取り除かれたと考えている。

Daniel Ricciardo, Renault F1 Team R.S.20

 ダニエル・リカルドは2018年限りでレッドブルを離れると2019年からルノーF1へ加入。2年間を同チームで過ごした後、2021年シーズンはマクラーレンへと移籍する。

 ルノーでのラストシーズンとなった昨年、リカルドはニュルブルクリンクとイモラの2戦で表彰台を獲得。特にニュルブルクリンクでの3位は、ルノーにとってフルワークス体制でのF1参戦を復活させた2016年以来初の表彰台となった。

 リカルドはこうした好結果を残しつつも2021年はマクラーレンへ移籍する。彼はルノー時代の2年間を振り返ると、2019年に加入した際と比べてチームメンバーの間にはより多くの自信が見られるようになったと感じていると語った。

「スタッフのみんなからは、より自信が感じられるようになった」

 リカルドはmotorsport.comを含む少数のメディアを前に、そう語った。

「序盤ではおどおどとした感じが少しあった気がしたチームに、今では『ああ、俺たちはできるんだ』というような自信を感じるんだ」

「批判してるわけじゃない。それは単にチームが慣れていなかっただけだ。彼らはここ数年であまり成功していなかったから、みんなが自分たちのことを疑うようなことが起きてしまったんだ」

 2020年のルノーは大きく成長した。リカルドの表彰台だけではなく、チームメイトだったエステバン・オコンもサクヒールGPで2位表彰台を獲得。ルノーよりも多く表彰台を獲得したチームはメルセデス、レッドブルそしてレーシングポイントだけだ。

 リカルドは2年間のルノー生活で勝利を得ることはできなかった。しかし彼は表彰台獲得こそチームの進歩を証明するものであり、ルノーでのキャリアは成功裏に終わったと感じている。

「一般的に考えれば、僕は成功したと言えるだろう」

 リカルドはそう語る。

「“成功”と一口に言っても、そこには様々なレベルがあると思う。真の成功と言えば、それはこの2年間でタイトルを勝ち取ることだったろう。だけど表彰台を何度か獲ったことが成功だと、間違いなく感じられた」

「フロック(まぐれ)でいい結果が出たんじゃない。僕は本当に自分たちがその位置に居たと思うし、そうした位置に居続けられていた。4位で終わることも多かったけど、最終的に表彰台を獲得したんだ」

「去年(2019年)から今年(2020年)へのステップを考えると、この好転は僕らが目標実現のために積み上げてきたモノが実を結んで、2019年から多くの学びを得たことを示していると思う」

「この進歩は、僕が手助けしたフィードバックや、みんなが前進させようとしていたことを示していると思う」

「だからそうした観点からも、これは成功だと思っているんだ」

 

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