リカルド、風で足をすくわれスピン「僕たちはダウンフォースも足りていないはず」
ルノーのダニエル・リカルドは、F1ポルトガルGPの予選でスピンを喫したことについて、風が原因だったと語った。
Daniel Ricciardo, Renault F1 Team R.S.20, passes the Airbus H125 camera helicopter
Mark Sutton / Motorsport Images
ルノーのダニエル・リカルドは、F1第12戦ポルトガルGPの予選Q2でスピンを喫し、リヤからタイヤバリアに接触してしまった。ダメージは大きくなかったように見えたが、リヤウイングを交換することになった。チームはQ3に間に合うよう作業を急いだが、結局はコースインすることができず10番手で予選を終えた。
予選を振り返ったリカルドは「クルマはとても繊細なんだ」と語った。
「その時、僕は何台かスローダウンしていたマシンを追い越さなくてはいけなかった。でも、明らかに彼らはレーシングラインからは外れていた」
「ターンインやブレーキングでは、風がどこから来るのかに左右される。ターンインしてすぐに、リヤのグリップを失ってしまったんだ」
「それでバリアのところまでいき、リヤウイングにダメージが入ってしまった。チームはもう少しでQ3に送り出してくれるところだった。あと1分もあれば、コースに出られたと思う」
「でも時間切れになってしまった。決勝では何か起こせるように頑張るよ」
リカルドは、マシンのダウンフォースが不足しているため、難しい路面の攻略という面でライバルたちに遅れをとってしまったと語った。
「おそらく、誰にとってもトリッキーな週末になっている。新しく舗装された路面はとても滑りやすい。まだそれほど時間が経っているわけではないから、オイルや何かがそこから出てきているんだろうね」
「そのせいで、みんなダウンフォースを最大にしていると思う。僕たちのクルマの空力に関して、改善されたとは思うけど、最大荷重とダウンフォース量は限界があると思う」
「この路面で、ライバルたちのようにグリップを得ることができなかったんだと思う。0.1秒か0.2秒くらいロスしたんじゃないかな。Q3に進出することが僕たちの目標だった。それは達成できたけど、スピンでダメージを受けたのは明らかだ」
リカルドはオーバーテイクのチャンスは限られていることから、レースは簡単にはいかないと考えているという。
「レースがエンターテイメントになることを願っているよ。良いレースになると予想していなかったムジェロのようにね。ターン1でオーバーテイクできることを期待しているけど、そこは高速だからオーバーテイクを決めるには横に並んでなくてはいけない」
「それができなければ、オーバーテイクは難しいだろう。グレイニング(タイヤのささくれ摩耗)が起きて、スピード差が生まれるかもしれない。それがチャンスになることを願っている」
「ターン5はヘアピンだ。エイペックスはかなり狭いけど、上手くターン5に進入できれば、(オーバーテイク)の選択肢になりうると思う」
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