レッドブル、2023年のサードドライバーとしてダニエル・リカルド起用へ。重鎮が公言
ヘルムート・マルコによると、ダニエル・リカルドが2023年のF1サードドライバーとしてレッドブルに加入することが決まったという。
写真:: Gareth Harford / Motorsport Images
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコによると、ダニエル・リカルドがサードドライバーとして、レッドブルに戻ってくることが決定したという。
リカルドは、8月に今季限りでマクラーレンから離脱することが決定。その後はF1に残るための選択肢を検討してきたが、最終的にはレースシート獲得を断念。リザーブドライバーの役割を確保し、2024年のF1復帰を目標にすることになった。
リカルドは2014年から2018年にかけてレッドブルでレースをしており、同チームでキャリア8勝のうち7勝を挙げ、2度ランキング3位になっている。そんな古巣であるレッドブルにリザーブとして復帰する可能性は、ここ数週間で噂されるようになった。
まだチームからの正式な発表こそないものの、マルコはリカルドが来年サードドライバーとしてレッドブルと契約することになると明かし、その役割は主にアンバサダーイベントやショーランに関連するものになると語った。
「リカルドは我々のサードドライバーになるだろう」と、マルコはアブダビGPのFP1終了後に『Sky Germany(スカイ・ドイツ)』に語った。
「我々にはたくさんのスポンサーがいて、ショーランなどもしなければならない。もちろん彼は非常に知名度が高く、最も適したドライバーの一人だ」
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Photo by: Joe Portlock / Motorsport Images
リカルドは、2023年のリザーブドライバーを探し続けているメルセデスからも興味を持たれていると考えられていた。しかしマルコは同じインタビューで、今季までの2シーズンをF2で戦ったリアム・ローソンが、来年は日本のスーパーフォーミュラを戦いながら、レッドブルとアルファタウリでリザーブの役割を果たすことになるだろうと語った。
マルコはこれまでもローソンの日本行きを示唆してきたが、改めて彼のスーパーフォーミュラ参戦を公言した。なお、ローソンはアブダビGPのフリー走行1回目にレッドブルから出走し、セルジオ・ペレスに次ぐ5番手タイムを記録。その直後にはFIA F2の予選にも挑み、9番手となった。
「ローソンは残念ながらF2では期待したほどの成功は収められなかったが、アルファタウリでは既に良い走りを見せている」とマルコは言う。
「彼はポテンシャルを持っている。来年、彼は日本のスーパーフォーミュラへ参戦し、レッドブル・レーシングとアルファタウリのリザーブドライバーになる予定だ。そこでステップアップできるかは彼次第だ」
リカルドがレッドブル陣営への復帰となれば、リカルドとローソンのふたりで2チームをバックアップすることとなる。
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