マクラーレン、リカルド車のPU交換を決断。リカルドは最後尾グリッドに降格
マクラーレンは、F1トルコGPでダニエル・リカルドのマシンに新しいパワーユニットを導入することを決定。リカルドは最後尾グリッドからスタートすることになる。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
F1第16戦トルコGPの予選で、Q1敗退16番手に終わったダニエル・リカルド(マクラーレン)。上位グリッドにつけられなかったこともあって、マクラーレンは最後尾へのグリッド降格を受け入れ、リカルド車のパワーユニット(PU)を交換することに決めた。
リカルドは難しいダンプコンディションとなった予選Q1で、ソフトタイヤでのアタックに自信を持てずQ1敗退。フェラーリのカルロス・サインツJr.がPU交換によりグリッド降格ペナルティを受けるため、リカルドは15番グリッドから決勝レースに臨む予定だった。
マクラーレンは、ここでペナルティを受けてまで、リカルドがフレッシュなメルセデスPUを手に入れることが有益なのかどうかを、ひと晩かけて評価した。評価の結果、マクラーレンはPU交換を決断した。
メルセデスはPUの信頼性に不安を抱えており、直近のレースではワークスチームのバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンがペナルティを受けて新しいPUコンポーネントを投入している。
F1の競技規則では、PUコンポーネントがひとつでも規定されている上限基数を上回った場合、10グリッド降格ペナルティが科せられる。さらに上限を超えたコンポーネントが増えると、ペナルティが重くなっていくことになる。ただペナルティが15グリッド降格を超えた場合、ドライバーは自動的に最後尾からレースをスタートすることになる。
マクラーレンはリカルド車はエンジン(ICE)、ターボ、MGU-Hを交換。これらのコンポーネントはいずれも使用制限を超える4基目だ。これによりリカルドは最後尾へのグリッド降格ペナルティを受ける。
リカルドよりも先にサインツJr.が同様のペナルティを受けることが決まっていたため、リカルドが20番手、サインツJr.が19番手からのスタートとなる。
リカルドはペナルティが確定する前、レースで大きくリカバリーすることは難しいと認めていた。
「オーバーテイクが難しいコースかどうかはまだ分からない。簡単なコースではないから、きっと難しいだろうね」
「でも(金曜日の)ロングランでは、かなり気持ちよく走れたので、レースでは確実に良くなるという楽観的な見方や自信もある。でも、どうなるか見てみよう」
「トップ10のほとんどがミディアムタイヤでスタートするので、戦略の選択がそれほど明確ではないのかもしれない。でも、僕はただ前を向いていたいし、イライラしたり怒ったりしてエネルギーを無駄にしたくないんだ」
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