トルコGPで良いトコ無しのリカルド「マクラーレンの勢いを殺さないようにしたい」
マクラーレンのダニエル・リカルドはF1トルコGPで苦戦しノーポイントに終わったことは残念だが、チームの最近の良い勢いに影響を与えないようにしたいと語った。
Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M
Charles Coates / Motorsport Images
マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1第16戦トルコGPを13位でフィニッシュ。ポイント獲得に失敗したが、彼はマクラーレンの勢いに影響を与えないように、次戦に向けて学びを深めたいと考えている。
リカルドは第14戦イタリアGPで優勝を果たし、ロシアGPでも4位フィニッシュを記録。チームメイトのランド・ノリスもイタリアでの2位を含むポイント獲得を続けており、ここ数戦はマクラーレンの好調ぶりが続いていた。
しかしトルコGPでリカルドは、一転して調子を落としてしまった。予選ではQ1敗退を喫し、チームはパワーユニットの交換を決断。後方からスタートしたリカルドはポジションアップに苦戦し、早めにインターミディエイトタイヤを交換することになった。
レース終盤、リカルドは11番手を走行していたが、タイヤの消耗によるペースダウンが祟ってアルファロメオ勢に先行を許してしまい、13位でのフィニッシュとなった。
リカルドは今回トルコGPで苦戦したことで、マクラーレンには学ぶべき事があると確信していると話す。しかし、そのことに固執して最近のマクラーレンの勢いを殺したくはないとも語る。
「僕としても、このレースウィークを否定したくはないんだけど、でも推移と結果の観点から言えば、御免こうむるモノだった」と、リカルドは言う。
「そのことで僕らのメンタルが落ち込まないで欲しいと思っている。あまり良くない週末だったけどね」
「ここを発つ前にデブリーフィングを行う予定だ。情報をまとめて、何か学べるといいんだけど」
「ただ今回の結果が、僕らの勢いに影響を与えないようにしたい。シーズンのうちの数日に過ぎないんだ。学ぶ事ができる限り、僕らは前進していくんだ」
今回の舞台となったイスタンブール・パークのロングコーナーは、マクラーレンの2021年マシンの強みとは言えない場所だった。リカルドは次戦アメリカGPに向けては、今回よりもチャンスがあるだろうと展望を述べている。
「あそこ(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)には、僕らの得意なコーナーがいくつかあると思う」
「第1セクターはまず大丈夫なはずだ。高速コーナーが続くので、僕らは“まとも”に走れるだろう。ヘアピンも問題はない。普通にブレーキングする分には得意だからね」
「最終セクターのいくつかのコーナーは、ちょっとロスするかもしれない。でも僕らは競争力のあるポジションに戻ってくると思う」
「茹だる暑さの38℃くらいにでもなって、皆が汗をかいてくれれば、僕らも楽しめるだろう」
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