FP2でストップしたリカルド、パワーユニットとギヤボックスは問題なし?
ルノーF1のマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールによれば、ベルギーGPのフリー走行2回目でトラブルによりストップしたダニエル・リカルドのPUとギヤボックスには、ダメージが及んでいないという。
Daniel Ricciardo, Renault F1 Team R.S.20
Mark Sutton / Motorsport Images
ルノーのダニエル・リカルドは、F1ベルギーGPのフリー走行2回目残り15分というところで、コース上にマシンを止めた。彼はマシンを撤去しやすいよう、ガードレールの切れ目まで走り、マシンを降りた。
このトラブルに見舞われる前、リカルドは1分43秒792という好タイムを記録。これはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに次ぐ、このセッション2番手となるタイムだった。
ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、この好タイムについてはまだまだ判断するのは早いとしながらも、週末を有望な形でスタートすることができたと認めた。
「金曜日に起きることは、土曜日や日曜日のパフォーマンスを示唆するようなモノではない。重要なのは日曜日なのだ」
アブテブールはそうスカイF1に語った。
「セットアップをまとめ上げることができなかったバルセロナを除いて、今季我々のマシンはある程度進歩している。空力パフォーマンスの競争力という面でもね。求められるダウンフォースが少ない、シルバーストンのようなサーキットでは、我々のフィーリングは良い。ここは極端だけどね」
「エンジンは正常に機能しているように感じられる。油圧の問題のため、走行を早めに切り上げることになったのは残念だが、私が理解している限りでは、ギヤボックスやエンジンにダメージはない。それは重要なことだ」
「油圧を失い、マシンは止まろうとしていた。しかし、エンジンには損傷がなかったと理解している」
アビテブール曰く、チームはローダウンフォース仕様のパッケージでマシンを走らせていたという。しかし今週末は雨が降る可能性もあるため、そうなった場合には難しいことになる可能性があることを認めている。
「ここでは基本的に、あえて、それ(ダウンフォースを)をできるだけ低くしている。天候は気になるところだ。土曜日と日曜日の様子は、我々が今晩選択していく上で考慮しなければならないことだからだ」
「ダウンフォースの量に関しては、基本的には最も少ない領域にあると思う。ダニエルはそれにかなりうまく対処できている。エステバンも、限界を回避することを学んでいると思う」
「エステバンには、フレッシュなエンジンがある。それは、追加のパワーを使えるということを意味する。それはこのサーキットでは、かなり重要になるだろう」
アビテブール曰く、中段グループは今回非常に僅差であるため、マシンの特性が、ポジションを大きく左右することになると考えている。
「弱点を改善するために、努力する必要がある。しかし概して我々は、ダウンフォースが低いサーキットでは、中団グループよりも少し競争力のあるマシンを手にしている。うまくいけば、今週末と来週末のモンツァでは、うまく戦うことができるだろう」
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