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アメリカのF1ブームはインディカーに追い風か、逆風か? ロッシ「僕たちに欠けているのは話題作り」

インディカーに参戦しているアレキサンダー・ロッシは、F1マイアミGPに期待を寄せている一方で、アメリカでの存在感を増しているF1がインディカーにとって脅威であるとも認識している。

Atmosphere

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Carl Bingham / Motorsport Images

 インディカーで活躍している元F1ドライバーのアレキサンダー・ロッシは、F1のマイアミ上陸は素晴らしいモノになると語った。

 F1はアメリカでの人気を高めており、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのアメリカGPに加え、今季はマイアミGP、来季はラスベガスGPが初開催される。これにより、アメリカでのグランプリは3レースまで増える予定だ。

 ロッシはこの流れについて、「正直なところ、F1とアメリカのことでワクワクしているんだ」と語った。

「アメリカで複数のレースが開催されるのは長い間待ち望まれていたことだ。大きな国だ。3回開催しない理由はない。もちろん、来年から3回開催されることになる。すごいことだよ」

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 2015年にマノー・マルシャでF1を5レース戦った後、インディカーに戦いの場を移して一線級の活躍をしているロッシ。彼はアメリカのF1ブームがインディカーにとってもブーストになると考えているという。

「みんなが、モータースポーツが何をもたらしてくれるのか、いかにクールなのかに再び気づいたんだ。若い世代がクルマにあまり興味を示さず、免許を取らない時期があった。僕は、クルマが好きで好きでたまらない、その最後の一人だったんだと思う」

「今、モータースポーツは、クルマだけでなく、エンターテインメントとしても提供され、人々はモータースポーツに引き戻され、素晴らしいスポーツであることに気づいているのだと思う。今は今は、あらゆるモータースポーツが盛り上がってきている。そのすべてが重なり合い、とてもエキサイティングなことだと思う」

 しかし一方で、インディカーは観客動員やファンへのアピールという点で、もっとアピールしていかなければいけないとロッシは考えているようだ。

 F1をインディカーのライバルとして考えているかと直接尋ねられた彼は、次のように答えた。

「もちろん、そうだ。特にアメリカのマーケットシェアを考えるとね。このシリーズで何をするかという点で、ドライバーの個性やチーム、そしてその見せ方など、僕たちは開発や計画をしっかり続けていかなくてはいけない」

 ロッシは、今年スポンサーの支援で復活したアイオワのダブルヘッダー(7月23~24日)を、レース主催者がイベントを観客にアピールし、観客体験を高める上での一例として挙げた。

「理論的には、今年はアイオワがすごいことになりそうだ」

「プロモーターやパートナーが、イベントを支援し、多くの初期投資をしているんだ。大規模なモノになると思う。もし、それが期待通りに実現すれば、他のサーキットや会場にも、これは必要なことだと考えるだろう。ひとつの例として、本当に良い基礎を築くことができると思う」

「ロングビーチも、セントピートも、インディも、人気がある。でも、それがすべてではない。今の世の中、気晴らしになるものがたくさんある中で、3日間をただサーキットを走るクルマを見るために費やしてもらうというのは、なかなか難しい。 その他にも、人々が一日中魅了され、友人や家族を連れて出かけたくなるようなものがたくさんあるんだ」

「F1にはそういう、セクシーな魅力があると思う。インディカーもある程度はそれに取り組む必要があると思うが、同時に僕たちが持っているモノをクリエイティブな方法でプッシュし続ける必要がある」

「僕たちが持っているモノは非常に特別だと思うけど、それを人々に見せるという点では、創造的で、限界をプッシュし続ける必要があるんだ」

 アメリカでのF1ブームの火付け役だとされているNetflixのドキュメンタリー『Drive to Survive(栄光のグランプリ)』に相当するものがインディカーにもあってもいいかと聞かれた彼は、「台本通りの状況になると潜在的な問題が出てくる」としながらも、「それ以外には否定的な要素はないだろう」と答えた。

「レースカーが日曜日にサーキットを走ること以外にも、人々が知りたがっていることはたくさんある。僕たちはそれを示す能力を持っている。インディカーはF1よりも歓迎され、自分の考えや感情を共有することにオープンな性質を持っていると思う。それは本当に、本当にうまくいくはずだ」

「僕たちはみんな、最終的にはエンターテインメントであることを忘れてはいけないと思う。僕たちはそのためにいる。だから僕たちは、常に”ショー”について話すんだ」

「だからこそ、クルマのアップデートでそれを向上させることに常に関心があるんだ。話し合いと対話を常に行なっているし、インディカーはそれを意識していると思う」

「トラック上のプロダクトは必ずしも問題ではない。僕たちに欠けているのは話題作りなんだ」

 
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