9年前とは大違い! ロッシ、久々のF1ドライブでマシンの変化を実感
バレンシアでルイス・ハミルトンとマシンを交換したバレンティーノ・ロッシは、2010年にF1に乗った時と比べて、マシンが大きく変わったと感じたようだ。


ヤマハのMotoGPチーム、およびメルセデスF1チームのスポンサーであるモンスターエナジーの計らいで、メルセデスのルイス・ハミルトンとヤマハのバレンティーノ・ロッシがマシンを交換した。ロッシは2017年型のメルセデスW08に乗り込んだが、最後にF1マシンをテストした2010年と比べ、大きな違いを感じたようだ。
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MotoGPを7度制した”レジェンド”であるロッシは、これまで何度もF1マシンをテストする機会を得てきた。今回バレンシアで行なわれた走行は、ロッシにとって2010年にバルセロナでフェラーリF2008に乗って以来のF1ドライブとなる。
2008年のF1マシンはV8自然吸気エンジンを搭載。マシンには多くの空力パーツがついていた。一方、2017年のマシンはV6ターボ&ハイブリッドのパワーユニットを搭載している。バージボード周辺部は複雑な空力パーツが多いが、2008年のマシンと比べると全体的にスッキリした印象を受けるだろう。
ロッシは今回の走行を振り返り「僕にとって素晴らしい機会だった」と語った。
「僕は以前にもF1をテストしたことがある。だけどそれ以来、多くの変化があったんだ」
「幸いなことに、僕はクルマとそのハンドリングに感銘を受けた。メルセデスAMGペトロナス・モータースポーツ・チームも素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは僕を大歓迎してくれて、クルマに慣れるのを簡単にしてくれた」
「まず最初に、クルマのスピードに驚いた。Gフォースは悪くなかったけど、慣れるのには少し時間がかかった。でも一旦リズムに乗れるようになると、かなりプッシュできるようになった。とても楽しかった」
「こういった経験を(ハミルトンと)共有できて本当に楽しかったし、彼も楽しんだみたいだ。バイクから降りたくないのが伝わってきたからね!」
「今後、今回のような経験をもっとたくさん得られることを心から願っているよ」
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