予選4番手から転落7位にラッセル困惑「石が転げ落ちていくようだった」
ジョージ・ラッセルは7位に終わったF1オランダGPでの苦戦に驚いているが、明確な理由を説明できないという。
F1オランダGPの決勝で7位に終わったジョージ・ラッセル(メルセデス)は、苦戦の要因を説明できないと語っている。
ラッセルは予選では4番グリッドを確保。週末を通じて好調に見えていたが、レースではペースに苦しみ、7位までポジションを落としてしまった。
メルセデスは夏休み前のレースから好調で、直近4戦中3勝。前戦ベルギーGPでは最終的に失格となったもののラッセルはトップチェッカーも受けていた。それだけに、オランダGPで大きく差をつけられてしまったことに困惑しているようだ。
「僕らにはただペースが無かった」とラッセルは言う。
「石が転げ落ちていくようだった。特にフェラーリとの対決にはかなり驚かされた。楽に彼らの前を走れると予想していたんだ。でもシャルル(ルクレール)は僕らより速かったし、カルロス(サインツJr.)も僕を捕まえてきた。明らかに僕らはタイヤで何か問題が起きていた」
「レース序盤、僕はここで表彰台を獲得できるだろうと思っていたけど、オーバーテイクは難しいというのも分かっていた。マクラーレンの速さには本当に驚かされたよ」
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
「ランド(ノリス)はすごく快適そうだったし、見ていてめちゃくちゃ印象的だった。一方で僕らはここ6レースはとても力強いレースをしてきたのに、急にトップから1分差でのフィニッシュとなってしまった。パフォーマンスを一夜にしてこんなにも失うわけにはいかないんだ」
「昨日、僕らは4番手で予選を終えたけれど、明らかに今日は何かが上手くいっていなかった。正直に言って今は頭を悩ませている。知っての通り風が吹いている中でのロングコーナーなど、とてもタフなコンディションだった。今は答えが出せていないよ」
なおチームメイトのルイス・ハミルトンは予選中にライバルの走行を妨害してしまったため、3グリッド降格ペナルティを受けた。その結果14番手と後方からのスタートになったが、そのせいで表彰台を狙えなかったと悔しさをにじませている。
「今日はかなり楽しめたよ」とハミルトンは語る。
「2ストップを計画していた。とても良いタイヤだったソフトでスタートしてね。ソフトはプラクティスではミディアムよりもずっといい感触だった」
「ハードタイヤはかなり良かったけど、何をすべきかを見極めるのが難しかった。2ストップ戦略だったからタイヤを使い切ろうとしていたんだ。1ストップが可能かどうか、確信がなかったからね」
「もし1ストップで走り切れたら、もう1つ上のポジションでフィニッシュできていたかもね」
ペナルティがなければもっと好結果を狙えたかと訊かれたハミルトンは、次のように答えた。
「そうだと思う。まず間違いない。もし僕が予選結果どおりだったならね」
「今日はトップ5に入れるペースがあったと思う。例えば、4番手からスタートしていたなら、少なくとも僕は4位でフィニッシュできていただろう」
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