F1 バーレーンGP
メルセデス新車W15はバウンド再発、ダウンフォース不足。それでも「以前よりも良いプラットフォームを手にした」
ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1の新車W15の主な問題はバウンシングだと明かし、ルイス・ハミルトンはライバルに後れを取っていると感じていると語った。
Alex Kalinauckas Filip Cleeren
編集: 2024/02/29 13:39
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2022年にF1のレギュレーションが変更されてから、苦戦が続くメルセデス。新車W15では、バウンシングやダウンフォース不足に悩まされているようだ。
チームは過去2年のマシンと比べて一歩前進していると言ってきたが、それは主にハンドリングがより予測しやすくなったという意味においてだ。
開幕戦バーレーンGPを前に、バーレーンのパドックでメディアに対応したラッセルは、以前のマシンにあった弱点の影響がW15にも残っているのではないかと質問された。
「今年のマシンはまったく違うレーシングカーだと言えるね」
そう答えたラッセルは、これから取り組んでいく必要がある点として、バウンシングを挙げた。
「マシンのセットアップの仕方で昨年から学んだことに、今年は違った形でアプローチをする必要がある」
「だから、これについて学ぶことはたくさんある。レーシングカーのフィーリングにかなり近づいたと思う。でも、これからも取り組んでいかなければならないのは、おそらくバウンドだろう。テストでは少しバウンシングが起きていた」
「クルマをすごくアグレッシブにプッシュしていた。でも僕が言ったように、2022年と2023年は同じようなマシンだったのに対して、今年はまったく違うものを扱っているんだ」
George Russell, Mercedes F1 W15
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
ラッセルの言うバウンドは、2022年にゼロポッドが特徴的なW13が苦しめられたポーパシングとは別の問題であるようだ。
プレシーズンテストでメルセデスW15は、タイトな右コーナーであるターン8のヘアピンでのブレーキング時に、最もバウンドが激しいマシンの1台だった。
ラッセルは、メルセデスが限界に挑戦しており、開幕戦では問題が起きないことを期待している。
「そのためのテストだ。今週末はそんなことがあまりないと思いたい」
「規則が変わって3年経った今でも、多くのチームがこのサーキットに入り、クルマの低く、アグレッシブにセットアップする可能性があると思う。でもそうすることでダウンフォースが稼げるから、常に微妙なラインなんだ」
W15が初期に抱えた問題を踏まえ、今季のメルセデスのアップデート計画に自信を持っているかと尋ねられたラッセルは、「ダウンフォースが不足している」とも語った。
「このクルマの開発スロープは過去2台よりも大きくなるはずだと確信している。以前よりも良いプラットフォームがあるからね」
「でも単純なパフォーマンスがクルマに欠けている。ドライブしていたフィーリングが良いけど、ダウンフォースが足りないんだ」
バーレーンGPの水曜記者会見に出席したルイス・ハミルトンは、テスト後の「やるべきことがあるのは分かっているし、まだ望むところにはいない」というコメントを補足し、次のように語った。
「今年はより良いプラットフォームができた。まだいくつかの問題を抱えているし、完璧ではない」
「でも、過去2年よりは間違いなく良いスタート地点に立てた。だから、その点では比較的満足している。レッドブルやフェラーリと上位を争うという、僕たちが望んでいる場所にはまだいないけれど、それに向けて努力していくよ」
Carlos Sainz, Scuderia Ferrari, Lewis Hamilton, Mercedes-AMG
Photo by: Simon Galloway / Motorsport Images
ハミルトンには、NetflixのF1ドキュメンタリー『Drive to Survive』の最新シリーズでラッセルが発したセリフについての質問も飛んだ。
ラッセルは、「もしハミルトンがメルセデスを去るとするなら、それは彼がメルセデスの将来性を信頼しなくなったことの表れだと考えるべきだ」と話したのだ。
これは、ハミルトンが2023年夏に結んだ契約交渉に関するエピソードでの発言だった。実際、ハミルトンはこの時に結んだ契約のオプションを行使せず、2025年のフェラーリ移籍を決めている。
しかしハミルトンは、メルセデスへの信頼を失ったわけではないと主張した。
「正直なところ、そんなことはないよ」
「このチームがまたチャンピオンになれると心から信じている。信じられないようなグループだし、本当にうまくオペレーションされている」
「メルセデスには信じられないような歴史があるし、彼らは最終的にレースや多くのカテゴリーに多大な投資をしている」
「このクルマがチャンピオンになれるかどうかはともかく、僕のキャリアの次のステージについてどう感じるかは関係ない」
「このチームでできることはすべてやったと思っている。キャリアの終盤に向けて、僕は挑戦することが大好きだし、これは本当に究極の挑戦なんだ」
「信じられないほど象徴的で、素晴らしい歴史を持ちながら、過去10年ほど彼らが望んでいたほどの成功を収めていないチーム(フェラーリ)に行くことが、その挑戦だ」
「今週末の彼らはすでにとても強そうで、彼らにとってはポジティブなことだ。僕の目標は今年中に彼らを倒すことだ」
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