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ラッセル、”絶品”オーバーテイクが放送されずがっかり……抜かれたノリス「あれが素晴らしいオーバーテイクだって?」

メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1モナコGP決勝レースでマクラーレンのランド・ノリスを抜いた瞬間が放送されなかったことを知り、落胆している。

George Russell, Mercedes W13, Lando Norris, McLaren MCL36

 F1モナコGPを5位でフィニッシュしたジョージ・ラッセル(メルセデス)は、マクラーレンのランド・ノリスを”リスクを冒して”オーバーテイクした瞬間が国際映像で放送されなかったことを知り、落胆したという。

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 ラッセルはF1モナコGPの予選を6位で通過。決勝ではノリスを攻略し、5位フィニッシュを果たした。しかしラッセルがノリスを攻略するシーンは、国際映像では放送されなかった。

 ラッセルはノリスよりも早く、21周を走り切ったところでピットインし、ドライタイヤを履いた。ノリスはこれに反応して、翌22周目にピットイン。ノリスがコースに復帰した際、ボー・リバージュでラッセルとノリスは横並びとなったが、ラッセルは勢いそのままにノリスの前に立つことになった。

 ただ、当時テレビの放送を見ていた多くの視聴者は、このシーンを目撃することはなく、さらにラッセルがノリスの前に立った重大さに気付くことはなかった。

 今回のモナコGPは、全車がウエットタイヤを履いてスタート。当初5番手を走っていたノリスは17周目にインターミディエイトタイヤに履き替え、既にラッセルの後方に落ちていた。つまり、見た目上の順位は、ラッセルの方がノリスよりも前だったのだ。

 ただインターミディエイトタイヤを履いたノリスは速く、ラッセルよりも3〜6秒速いペースで差を縮めていた。これを封じるために、ラッセルが先にピットストップし、ぎりぎりで前に出ることができたわけだ。しかも、ラッセルがリスクを冒したオーバーテイクに挑まなかったら、順位はレース序盤のモノに戻っていただろう。

 とはいえ、そのオーバーテイクシーンが放送されなかったことに、ラッセルはがっかりしている。

「ポジティブなレースだったと思う」

 ラッセルはそうmotorsport.comに対して語った。

「ハードタイヤを履いた時には、いくつかの時点でコース上で最速のマシンだった。僕は限界を攻め続けていたんだ。とても楽しいレースだったよ」

「でもテレビでは、僕がランドを抜いた時のことを放送してくれなかった。そのことは、とてもがっかりだよ」

「彼は僕の目の前でピットから出てきた。そして僕の前を横切ったんだ。路面はまだ濡れていたけど、なんとかオーバーテイクをすることができた」

「それはかなり良かったと思う。そしてそのタイヤをマネジメントして、レースを走り切った。もしミディアムタイヤを履いていたら、簡単じゃなかっただろう」

 ラッセルはノリスをオーバーテイクした時のことを、Sky F1にも語っている。

「路面が濡れているモナコでは、ドライブしている時にはかなり危険を感じた。でも、テレビのプロデューサーにとっては十分なバトルじゃなかったんだろう。だから、次回だね!」

 一方、抜かれてしまったノリスは、タイヤの温度差がオーバーテイクに至った原因だと語る。

「あれが素晴らしいオーバーテイクだというのなら、彼はこれまでつまらないオーバーテイクをしてきたんだろうね」

 そうノリスは語った。

「つまり、僕はウエットタイヤから履き替えたばかりだったということだ」

「彼はスリックタイヤに交換した後、1周走ってきたところだった。彼のタイヤは、既にスイッチが入ったタイヤだったんだ」

「彼は温まったタイヤを手にしていて、僕のモノはまだ冷えていた。そして彼は僕を抜いていった。それはとても単純なことだよ」

 
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