ミスでQ3進出逃したジョージ・ラッセル「最高の一日が消えた」と意気消沈
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1トルコGP予選Q2でアタック中にミスを犯し、Q3進出のチャンスを失ったことで「自分にがっかりした」と語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
イスタンブール・パークで開催されているF1トルコGP。その予選はQ1で小雨が降り、その後もウエットパッチの残る状態で行なわれる難しいものとなった。そして、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)はQ2で犯したミスに対し、悔やむ姿を見せた。
ラッセルはQ1を危なげなく通過すると、Q2でも速さを発揮。終盤のアタックではQ3進出は間違いないと思われるセクタータイムを記録しつつあった。しかし最終コーナーでミスがありコースをオーバーラン。タイム更新はできず13番手タイムでQ3進出を逃してしまった。
彼自身、Q2のラストアタックをミスなくまとめていれば、“いいポジション”でQ3へ進めたはずだったと、悔しさを隠しておらず、ミスを犯した自分にがっかりしていると話した。
「すごくフラストレーションが溜まるよ。あのアタックラップはQ3進出圏内にコンマ6~7秒の余裕をもって、5番手くらいに食い込めるような速さだったはずなんだ」
予選について訊かれたラッセルは、そう語った。
George Russell, Williams FW43B
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
「限界に挑んできたけど、今日は2回も限度を越えてしまった。あまりに大きなミスだ」
「自分自身にちょっとガッカリしている。知っての通り、こうしたチャンスを僕らが得るためには、今日みたいなコンディションが必要だ。今日はそのチャンスがあったのに、僕はみすみす見逃してしまったんだ」
ラッセルは予選中、スリックタイヤを履いている中でも路面は湿った状態であったため、どこでプッシュができるのか、できないのかを正確に判断していくことは、ドライバーとしても非常に難しいものだったと話す。しかしそうであったとしても、ウイリアムズに再び素晴らしい結果を持ち帰れたのではないかと、彼は悔しさをにじませた。
「どのドライバーも同じ状況に置かれていた。そしてそこに自分のプライドをかけて、少しでも差を生み出そうとしている」
「今日、僕らにはチャンスがあった。あとひとつのコーナーを回りきっていれば、僕らにとってまた特別な土曜日になっていたはずだ」
彼は初日から2日目にかけて、ウイリアムズがパフォーマンスを上げたと感じており、好結果を残したベルギーやロシアほどではないにしろ、より上位からスタートを切れると考えていたと説明している。
「昨日はペースが上がらずにいたけど、今日はこうした難しいコンディションのなかでも上手く機能してくれて、最大限の力を発揮できた」
「だけど、明日は13番手からのスタートなんだ。10番手以内に入るポテンシャルがあったとにも関わらずだ」
「トップ10内でレースを開始して、良いスタートが切れたなら、トップ8やトップ7に簡単に入ることができるだろう。最初の数ラップが(トップ10以下のスタートと)何もかも違うんだ」
「明日、最高の1周目をこなせれば、トップ10に入れるだろう。でも、マシンの本来のペースを考えれば、それでも十分じゃない」
「明日は長いレースになる。正しい戦略が何なのかは誰も分からないだろうから、興味深いだろうね」
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