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感情が昂ったラッセル、ウルフ代表との”無線交信”を楽しむ「完全に落ち着くことができた」

メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1フランスGPの決勝レース中にチーム代表であるトト・ウルフと無線で激しいやり取りをしたことを「とても楽しんだ」と語る。

George Russell, Mercedes W13

 F1フランスGPの決勝レースで、メルセデスのジョージ・ラッセルは、レッドブルのセルジオ・ペレスと激しい3番手争いを繰り広げた。その最中に、チーム代表であるトト・ウルフとの激しい無線のやり取りがあったが、ラッセルはこれを楽しんでいたようだ。

 ラッセルはレース終盤、表彰台を手にするべく、ターン8でペレスのイン側に飛び込んだ。ペレスはラッセルを封じるためのラインを取ってターンインを始めていたが、接触を回避するためにランオフエリアに逃げた。

 この動きで順位が入れ替わることはなかったが、そのことについてラッセルは激怒。チームにペレスの非を無線で複数回にわたって訴えた。これに対してウルフ代表は、集中するようにと無線で返答した。結局この一件についてスチュワードは、いずれのドライバーにもペナルティを科さないという判断を下した。

 この無線交信について尋ねられたラッセルは、ウルフ代表からのメッセージを「楽しんだ」と語り、ああいう対処こそ、興奮度合いが高くなっていた状況下で、ドライバーとチームを「少し近付ける」のに役立ったと感じていると語った。

「僕ら全員にとって、その時は感情が昂っていた時だと思う」

 ラッセルはウルフ代表からの無線を受けた時のことについて、そう語った。

「僕はチェコ(ペレスの愛称)に対して、素晴らしい動きをしたように感じていた。でも、最終的にはポジションを守ることができなかった」

「僕らには間違いなく、もう少しペースがあった。トトの声を無線で聞くのはとても楽しかったよ。でも僕の側からすれば、完全に落ち着くことができた」

「僕らはチームとして一緒にいる。でもマシンに乗っている時、少し孤独を感じることがある。でも僕らはできる限りのことをしていて、エンジニアが何を見ているのか分からない。エンジニアは、僕らがマシンの中で感じていることを完全には分かっていない。それで、時々意見を交換することは、両者の関係を少し近付けることができるんだ」

 ペレスとの接触について、ラッセルは正しいことをしたと今でも感じているという。

「僕は、そのポジションを守ることができなかったことにかなり失望した」

 ラッセルはそう語った。

「僕のコーナーだと感じていた。僕はイン側にいたし、僕のフロントタイヤは彼のリヤタイヤの前にあった。規則によれば、それは僕のコーナーだったんだ。でも、彼は僕を縁石に追いやり、彼はワイドに走って自分のポジションを維持した」

「後で話し合うことになると思うけど、こういうことは解決する方法があるはずだ。そして、VSC(バーチャル・セーフティカー)からのリスタートはかなり美味しかった」

 なお一方のペレスは、「僕がコーナーをカットしなければ、2台揃ってリタイアすることになっただろう」と語っている。

 ウルフ代表は当時のことについて、ラッセルがその時の状況にハマってしまっていると感じたため、直接無線で訴えかける必要性を感じたという。

「彼はその時の状況に腹を立てるというループにハマっているように感じた」

 そうウルフ代表は語る。

「そして明らかに、彼はドライバーとして、小さなコクピットの中にいる」

「そして私は、彼が”動揺”を捨て、コース上でペレスを打ち負かすことができるかどうかに、集中する必要があると感じたんだ」

「そして最後には、彼はただただ賢かった。そしてVSCの混乱があった。彼はただそれを活かしたんだ」

 
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