ジョージ・ラッセルはメルセデス加入確定? 後釜はFE王者デ・フリーズか「彼はF1に値する」
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、今季のフォーミュラEでチャンピオンに輝いたニック・デ・フリーズはF1で走るのに値すると信じており、来季F1に転向するのを期待していると語る。
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
先日行なわれたF1ベルギーGPで2位に入り、F1デビュー以来初となる表彰台を獲得したウイリアムズのジョージ・ラッセル。ラッセルは自信がFIA F2でチャンピオンを獲った翌年に同シリーズで王者に輝きつつも、当時F1昇格が敵わなかったニック・デ・フリーズについて、F1昇格に値すると信じている。
デ・フリーズは2019年のFIA F2でチャンピオンに輝いたもののF1でのシートを手にすることができず、翌2020年はメルセデスのフォーミュラEチームに加入。同シリーズ参戦2シーズン目となった2020-2021シーズンに王者に輝いた。フォーミュラEは2020-2021シーズンからFIAの世界選手権となっており、デ・フリーズは同シリーズ初のワールドチャンピオンに輝いた。
F1来シーズンに向けたストーブリーグは佳境に迫りつつあり、徐々に各チームのドライバーラインアップが埋まっていっている。今季ウイリアムズのマシンを走らせるラッセルは、来季メルセデスに加入する可能性が高まっており、そうなった場合にはウイリアムズの空いたシートに、デ・フリーズが収まるのではないかと考えられている。
なおラッセルがチャンピオンを獲得した2018年のFIA F2にはデ・フリーズも参戦しており、3勝を挙げてランキング4位になっている。
デ・フリーズのF1デビューの可能性について尋ねられたラッセルは「素晴らしいドライバーだと思う」と語った。
「彼はF2のチャンピオンであり、フォーミュラEのチャンピオンだ。スピード、カリスマ性、そしてF1ドライバーになるための正しい考え方を持っている」
「残念ながら、20人のドライバーしかF1に参戦できない。優れた新しいドライバーがデビューするためには、別の優れたドライバーが去らなければいけないんだ。だから、それほど単純なことじゃない」
「それでも、彼はここに参戦するのに値すると思う。彼がそのチャンスを得られるのか、それともそういう機会が生じるのか、見てみることにしよう。残念ながら、全ての優れたドライバーを受け入れるだけのスペースが、F1にはないんだ」
前述の通り、ラッセルがメルセデスに移籍することになれば、デ・フリーズがウイリアムズに加入する可能性が高いと思われる。そしてそのチームメイトは、今季ラッセルのチームメイトを務めるニコラス・ラティフィが、そのまま残留することになるとみられる。
なおラティフィは、デ・フリーズがチャンピオンになった2019年のFIA F2でランキング2位になったドライバーである。
「F2で競い合った1年後にそんなことになるかもしれないなんて、思ってもいなかった。でも、彼は間違いなくF1に値する存在だと思う」
そうラティフィは語った。
「彼は今年、フォーミュラEで非常に力強い1年を過ごした」
「彼がウイリアムズに加入し、僕もそこにいるのであれば、彼は素晴らしいチームメイトになるだろうし、F1でもとても有能だと思う」
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