ハミルトンは時を経るごとに熟成される、上質なビンテージワインのよう……ラッセル、王者の現役続行を喜ぶ
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンがメルセデスとのドライバー契約を延長したことについて「本当に嬉しい」と語るとともに、年を経るごとに美味しくなる”上質なワイン”のようだと表現した。
Race winner Lewis Hamilton, Mercedes celebrates in Parc Ferme with George Russell, Williams
Steven Tee / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームとのドライバー契約を延長。少なくとも、2023年まではF1ドライバーとして戦い続けることを決めた。この契約が満了する時、ハミルトンは40歳の誕生日まであと1ヵ月という年齢になっている。
現時点でもハミルトンは、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に次ぐ、グリッド上で3番目に年齢を重ねたドライバーになっている。しかしそんな年齢になってもハミルトンは新記録を樹立し続けており、最近では歴史上初めて100回のポールポジションを獲得するドライバーとなった。また勝利数においても、100勝まであと2勝というところまで迫っている。
メルセデスのジュニアドライバーのひとりであり、来季メルセデス入りも噂される現ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、ハミルトンが現役を続けることはF1全体にとって良いことであり、しかも歳を重ねるごとに良くなっていると感じていると語った。
「ルイスがこのスポーツに留まることになって、本当に嬉しい。彼は間違いなく世界的なスーパースターであり、今も並外れたパフォーマンスを発揮している」
ラッセルはそう語った。
「上質なワインみたいだ。歳を重ねるにつれて良くなっている。今年はマックス(フェルスタッペン)とレッドブルがとても強いけど、ルイスは全力を尽くすと確信している」
「ルイスのようなドライバーがいることは、F1にとって本当に素晴らしいことだと思う」
ハミルトンが現役を続けることは、ラッセル自身にとっても良いニュースなのか? そう尋ねられたラッセルは「世界で最高のドライバーと戦いたい」と語った。
「ルイスがもし来年グリッドにいないとしたら、それは残念なことだ。そうなれば、”史上最高だった”ドライバーのひとりということになってしまうからね」
「僕個人としては、世界で最高のドライバーたちと戦いたいと思っている。正直に言って、今のグリッドにはここで戦うに値する非常に優れたドライバーが何人もいる」
メルセデスは、夏休みの間に来季のハミルトンのチームメイトを決めるつもりだとしている。しかしラッセル本人は、将来を決めることについて急いでいないと明かす。
「僕はサーキットで話をしたいし、サーキットを走ることに集中したい。だから、誰にもプレッシャーをかけることはしていない。コース上でしっかりと仕事をしていれば、全てがうまく行くと分かっている」
そうラッセルは語った。
「メルセデスは、僕のことを何年にもわたってよく理解してくれている。そしてこれまでの3年間と同じように、僕は毎日彼らと連絡を取り合っているんだ」
「どうなるにしても、今が適切な時期だと信じるタイミングで、彼らは決断を下すだろう」
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