ラッセルまさかの自滅でF1初ポイントを逃す「キャリア最大のミスだ」
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、エミリア・ロマーニャGPの決勝レース中、セーフティカー走行中にクラッシュしたことについて、キャリア最大のミスだと語った。
George Russell, Williams FW43
Mark Sutton / Motorsport Images
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがクラッシュしたことにより出動したセーフティカー走行中、10番手を走っていた。F1初ポイントも目前、そんな好位置を走っていたのだ。
しかしラッセルは、ミスを犯してしまう。なんとセーフティカーラン中にもかかわらず、アクアミネラーリ直前でマシンのコントロールを失ってしまい、ウォールに激突してしまったのだ。ラッセルはこれでリタイア。F1初入賞の可能性も消滅してしまった。
「スタートから最後まで、全力でプッシュしていた」
ラッセルはそう語った。
「タイヤを労るために、全てのことをした。そして、限界を見つけようとしていたんだ」
そうラッセルは語った。
「言い訳は絶対にない。ギヤを変えた時に小さなバンプにぶつかってしまい、コントロールを回復する前に、すでにウォールにぶつかってしまった。ものすごくガッカリだよ」
ラッセルは2019年にF1デビューを果たして以来、何度もF1ポイント獲得に近づいてきた。しかし、実際に入賞するにはまだ至っていない。再びチャンスが訪れるのがいつになるか分からないため、今回のミスは痛恨だったと語った。
「今回のことはおそらく、僕のキャリアの中でも最大のミスだった」
そうラッセルは語った。
「さらに自分にとっては痛手になっている。ジュニアカテゴリーにいた時には、ミスを犯してレースに負けたり、勝利を失ってしまった場合でも、次も同じような位置を争えることはわかっていたからね」
「チームは今週末、素晴らしい仕事をしてくれた。ポジティブなことはたくさんあった。僕らはとてもアグレッシブだったから、その位置にいるのに値していたと思う」
「僕らは全て出し尽くした。残念ながら、その結果このリザルトになってしまった」
マシンから降りたラッセルは、ヘルメットを被ったままコースサイドに座り込んでしまった。
「正直なところ、本当に信じられないような瞬間だった」
そうラッセルは当時の心境を振り返った。
「アマチュアのようなミスだった。それが起きたことについては、ほとんど信じられなかった。あの行動は、僕が犯したばかりのミスに対する、純粋な欲求不満と苛立ちだった」
「このミスは、本当に奇妙だった。学生の頃のようなミスだったからね」
「今週末は、ポジティブで満足できるようなことはたくさんあった。僕らは比較的速かったと思う」
「でも今回の経験から、間違いなく学んだ。F1マシンは本当に獰猛だ。摩耗したタイヤ、そしてそれが冷えてしまった状況では、だれでもそういう状況に陥ってしまうことがある」
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