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ジリ貧メルセデス、アップデートより問題の根本的解決を優先「僕らに試行錯誤している余裕はない」

ジョージ・ラッセルは、メルセデスが2022年オーストラリアGPでアップデートを行なわないのは、チームがマシンの根本的解決のために「試行錯誤している余裕がない」からだと語った。

George Russell, Mercedes W13, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 ジョージ・ラッセルは、メルセデスがF1オーストラリアGPにアップデートを持ち込んでいない理由として、マシンの根本的な問題解決に集中するため「試行錯誤する余裕」がないことを挙げた。

 F1 2022年シーズン第3戦オーストラリアGPに向け、各チームがマシンにアップデートを投入している。その一方で、レッドブルやフェラーリから大きく遅れているメルセデスが持ち込んだマシンは、前戦サウジアラビアGPと同じモノであった。

 メルセデスの2022年用マシン『W13』は高速域での激しいポーパシングに加え、かなりのオーバーウェイトと空気抵抗という三重苦の問題を抱えている。結果として昨年までトップに君臨したチームの予選最高順位は、開幕戦でルイス・ハミルトンが記録した5番手止まりとなっている。

 チームはW13には大いなるポテンシャルがあると確信しているものの、セットアップのスイートスポットを見つけ出すことに苦戦している。しかしラッセルは、W13の持病を治すために実験的なアップデートを毎戦のように行なうのではなく、「期待通りに機能する信頼と自信がある」パーツの投入を待っていると語る。

「フェラーリやレッドブルと比べ、僕らはかなり遅れている」とフリー走行1回目開始前に行なわれた記者会見でラッセルは語った。

「サウジアラビアでも僕らはかなり遅れていたが、その理由は分かっている」

「ただ、(サウジアラビアよりも)もっと最適化できていたバーレーンでも、0.5〜0.6秒遅れだった。その差を縮める必要があるけど、今回はそのために必要な実質的な手段が何もないんだ」

「時間がかかることだからこそ、僕らは規律正しく、忍耐強くいる必要があると思う。僕らはかなり遅れているし、予算制限もあるから、レース週末にやたらと試行錯誤している余裕はないからね」

「僕らは(マシン開発の)プロセスを信じ、アップデートが期待通りだと確信した時に実行へ移すんだ」

「それが目に見えるまでには、何戦も待つことになるだろうね」

George Russell, Mercedes-AMG, track walk

George Russell, Mercedes-AMG, track walk

Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images

 メルセデスには新しいアップデートがないものの、ラッセルはサウジアラビアよりもフェラーリとレッドブルの2強に近づけると考えている。

「サウジアラビアでは、見ての通り僕らは1秒くらい遅れていた」とラッセルは言う。

「だから彼らに太刀打ちする術は何もなかった。僕らはただ、3番目に速いチームとして、中団勢が僕ら2台の間に割って入らないようにするだけだった」

 ラッセルは、現在チームが苦境に立たされていることでメルセデス内部から不満の声が上がっているのではという噂を否定し、「僕らは解決策があると信じているし、最適化できればラップタイムは大きく上がるから、楽観的でワクワクしている」と語った。

「なぜペースがあがらないんだろうと、ただ頭を掻いているワケではない。なぜペースがあがらないのか、何を改善すべきかちゃんと分かっている」

「理解していて、何が問題なのかが分かっていて、それを解決することができるというのは、とてもエキサイティングなことなんだ。経験することで僕ら全員に何かを与えてくれるからね」

 記者会見でその後、ハミルトンはアルバート・パークにW13が適しているかを確かめるべく「マシンに乗るのが本当に楽しみだ」と語っていた。

「今朝はちょっと興奮気味だったよ」と彼は言う。

「マシンに早く乗り込みたいし、新しいコースを試したい。ここでは良い感触が得られるといいね」

「結局、僕らは何もアップデートを持ち込んでいない。マシンは概ね前戦から変わっていない。でもレースの度に小さな改良を加えてきたから、ここでは少し感触が良くなればいいなと思っている。4つのDRSゾーンがあるから、ここではもっと激しいレースができることを期待している」

 メルセデスはオーストラリアGPのFP1でハミルトンが7番手、ラッセルが12番手。FP2ではラッセルが11番手、ハミルトンは13番手だった。

 
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