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表彰台獲得へ、”トップ2チームの不幸”を期待し続けるわけにはいかない……ラッセルの危機感

メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1の表彰台を獲得するために、いつまでもライバルの不幸に頼り続けるわけにはいかないと語る。

George Russell, Mercedes W13

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 今季苦戦を強いられているメルセデス勢。そんな中でも今季ここまで、4回の表彰台を獲得しているが、全てトップ2チームにリタイアが発生したことの恩恵を受けてのものである。

 ジョージ・ラッセルはこの状況について、いつまでもライバルの不幸に頼るのではなく、今季のマシンW13から本来のパフォーマンスを早く引き出せるようにならなければいけないと語る。

 今季のメルセデスは第8戦アゼルバイジャンGPを終えた段階でコンストラクターズランキング3番手。2014年以来8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得してきたチームが、そのポジションから引き摺り下ろされている。

 そんな中でもラッセルが3回、チームメイトのルイス・ハミルトンが1回、いずれも3位表彰台を獲得している。ただどの表彰台も、今季のトップ2チームであるレッドブルやフェラーリがリタイアを喫したことにより手にすることができたもの。実力でこの2チームを打ち負かした例は一度もない。

 ラッセルはこの状況に危機感を表明しており、上位2チームと適切に戦うために、メルセデスW13から多くのパフォーマンスを引き出すことが重要だと語った。

「これは全てのレースでポイントを獲得するチャンスがあるチャンピオンシップだ。マシンの速さは関係ない。もしそのようにポイントを獲得できていない場合には、合計点は増えないだろう」

 そうラッセルはアゼルバイジャンGPのレース後に語った。

「信頼性の高いマシンを届けるために、ファクトリーのみんなは素晴らしい仕事をしてくれた。でも、他人の不幸に頼り続けることはできない。より多くのパフォーマンスを引き出す必要がある」

「誰もがそれを達成するために、懸命に働いているところだ」

 メルセデスはスペインGPで大規模なアップデートを投入。これにより今季開幕から苦しんできたポーパシングが緩和されたように見え、レースペースもトップ2チームに近づいた。しかし市街地サーキットが舞台となったモナコGPとアゼルバイジャンGPでは、ふたりのドライバーとも改めてポーパシングもしくはバウンシングと呼ばれる現象に苦しめられた。特にハミルトンは、アゼルバイジャンGPの際に背中に激しい痛みを訴えるほどの上下動に見舞われた。

 ラッセルによれば、アゼルバイジャンGPでのW13は「ドライブしても問題ない」と感じられるものであり、バランスも取れていたという。しかしポーパシングは依然として激しかったと語った。

「正直に言って、課題となっているのはボトミング(底づき)なんだ」

「ポーパシングがあるから、ボトミングしているというわけじゃない。ポーパシングが起きないからマシンの車高を下げると、ボトミングしてしまっているんだ」

「僕は今、それを背中で感じている。それでもパフォーマンスを向上させ、それを実現するために何をする必要があるかということを理解すべく、懸命に努力していかなければいけない」

「カナダでは大きなアップデートや、何か試すべきことはないと思う。でもシルバーストン(イギリスGP)には、もっと良いアイデアがあるはずだ」

 
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