F1 イタリアGP

ミディアムを履きたかったのに……ラッセル、予選Q3でのコミュニケーションミスを説明「僕のせいでもある。話を詰めておくべきだった」

メルセデスのジョージ・ラッセルが、イタリアGP予選でのチームとのミスコミュニケーションについて説明した。

Ed Hardy Filip Cleeren

公開日時: 2025/09/07 5:53

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George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Marco Bertorello / AFP via Getty Images

 F1イタリアGPの予選で6番手に終わったジョージ・ラッセル(メルセデス)。彼はQ3でミディアムタイヤを希望していたにもかかわらずソフトタイヤを履かされたと主張していたが、そこにはチーム内で誤解があったようだ。

「これ、ソフト履いてるよね? ミディアムが良かったんだけど」

 無線でチームにそう問いかけたラッセル。彼はQ1でミディアムタイヤを履いてトップタイムを記録しており、ソフトよりミディアムの方が快適だと感じていたのだ。

 メルセデスは予選が始まった時点で、ミディアム2セットを残していた数少ないチームだった。そのため、予選Q1でミディアム1セットを使ったものの、決勝用の新品ミディアムがもう1セット残っていた。ラッセルはこれを使いたかったと言っているのだ。

 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のグリッド降格により決勝レースは5番手からスタートすることになるラッセルは、予選後にこう説明した。

「単に僕のチームとの間で、意思疎通の行き違いがあっただけだよ」

「だから彼らを責めるつもりはない。ハッキリと伝えられなかった僕にも責任があるからね」

「ラップタイムを見て(ミディアムが速いという)仮説を立てていたんだ。Q1でミディアムを履いてフィーリングが良かったので、『Q3に向けても(ミディアムを)検討しない?』と言った。Q2の途中でも、1周目を終えた後に『Q3はミディアムで走りたい』と伝えた」

「それでガレージに戻ってきてから、『プラン通りにいく?』と聞いたら彼らは『イエス』と言った。僕はミディアムでいくというプランかと思っていたけど、実際にはソフトでいくという計画だった。だから驚いたんだ。繰り返しになるけど僕にも責任があるし、ちゃんと話を詰めておくべきだった」

 ポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.365秒遅れというタイムで予選を終えたラッセルだが、仮にミディアムタイヤを履いても結果は大きく変わらなかっただろうと語る。

「結局はかなりの差がついてしまったけど、僕はミディアムの方がずっと走りやすく感じていた」

「Q3はうまくいかず、ミディアムで走ったQ1からコンマ数秒しかタイムが上がらなかった。本来ならコンマ5、6秒は違うはずなんだけどね。しかもQ1はあのタイヤで(アタックラップを)2周走っている。だから数字だけ見ればもっと速く走れるはずなのに、実際にはそうならなかった」

「とにかく、予選6番手で5番手スタートというのは、妥当なところだと思う」

 最強マクラーレン勢以外がポールを獲得するのは今季7回目だが、ラッセルはメルセデスがレッドブルのようにマクラーレン勢を打ち破れなかった理由について、こう分析した。

「結局Q3で少しパフォーマンスを出し切れなかったからだと思う」

「このサーキットは本来マクラーレン向きじゃない。デグラデーション(タイヤの性能劣化)も少なく、同じタイヤで何周も走れる。明日は確実にワンストップになるだろうけど、そうなると彼らの強みが出ないんだ」

 メルセデスのトト・ウルフ代表も、今回のタイヤ選択に関する一件は「意思疎通のミス」だと認めた上で、ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがグリッド3列目にとどまったことに悔しさを滲ませた。

 予選結果に満足しているかとSky Sports Germanyに尋ねられたウルフはこう答えた。

「全くだ。速いマシンがあったのに、セッションを通して進歩ができなかった」

「他のチームはみんな改善していたのに、我々はそうじゃなかった。全てうまくコントロールできていたから、もっと上を期待していたんだ」

 なお、もしラッセルがQ3でミディアムタイヤを使っていたならば、彼らは新品のミディアムを使い果たしていたことになる。決勝レースは彼が言うように、ミディアムとハードを使う1ストップで走り切ることになる可能性が高く、他チームは全車ミディアムを新品のまま1セット残している(一部は1周のみ皮剥きしたもの)。そのためラッセルがもしQ3でミディアムを使ってしまっていたら、逆に決勝で不利な立場に追い込まれていた可能性もある。

 

 

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