ペレスのウイリアムズ加入説が急浮上も、ラッセルは動じず「全く心配していない」
ジョージ・ラッセルは、セルジオ・ペレスのウイリアムズ入りが噂されるようになった今でも、ウイリアムズとの将来を心配する理由はないと考えている。
Mark Sutton / Motorsport Images
2021年に向けたF1のドライバー市場が、また少し動きを見せ始めている。2021年もジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィを継続起用することを7月の段階で発表しているウイリアムズだが、最近になって彼らはセルジオ・ペレスと接触したことが明らかになった。
2014年からレーシングポイント(当時はフォースインディア)に在籍するペレスは、現フェラーリのセバスチャン・ベッテルに押し出されるような形となり、今季限りでチームを去ることになった。ペレスの移籍先には当初、ハースやアルファロメオの名前が挙がっていたが、現在ではウイリアムズも候補になっていると噂されている。
ウイリアムズはラッセルとラティフィの残留を発表した後、オーナーシップが変更となっており、ウイリアムズ家に代わって投資会社のドリルトン・キャピタルがチームを所有している。彼らが2021年に向けてふたりのドライバーにスポンサーマネーを求めるのであれば、ラッセルがシートを失い、強力な後ろ盾を持つラティフィとペレスのコンビとなる可能性もある。
しかしラッセルはポルトガルGP前に行なわれた記者会見の中で、契約が来年まで残っていることから、ウイリアムズとの将来について一切心配していないとコメントした。
「僕は新しいオーナーと来季に向けて契約を結んでいる」
ラティフィはそう語った。
「新しいオーナーシップの下でも、契約の観点では何も変わっていない」
「新しいオーナーとはそのことについて話していない。僕としては全く心配していないからね」
「彼らは皆、今週末ここに来るだろう。いろんなものが一新されると思うけど、心配していない。僕は来年もウイリアムズからグリッドに並ぶだろう」
今季がF1参戦2年目となるラッセルはメルセデスのジュニアプログラムに所属するドライバーであり、バルテリ・ボッタスの契約延長が報じられるまでは、ルイス・ハミルトンのチームメイトとして2021年にメルセデスのワークスチーム入りを果たすのではないかとも言われていた。
ラッセルは仮に自身の将来何らかの不安が生じた場合、メルセデスに頼ることを計画していると語った。
「ここ数週間で、何か心配となるようなことがあれば、メルセデスの人間と連絡を取り合うことになるだろうね」とラッセルは言う。
「僕たちは常に連絡を取り合っている。彼らが僕を全力でサポートしてくれるというのは、本当に恵まれていると思うし、長期的に見ても素晴らしいポジションにいる」
「もし本当にそういうことが起こったら、彼ら(メルセデス)と話をするけど、僕は今ここにいる。心配することはない」
ペレス加入の噂を受けて、他チームと話をするようなことはしていないと語るラッセル。その一方で、20席しかないF1でのレギュラーシートを狙うドライバーが数多くいることを考えると、こういった憶測が出てくることは予想できたことだと語った。
「こういった憶測が流れるのは理解できる。セルジオやハースのふたり、(ニコ)ヒュルケンベルグといった素晴らしいドライバーたちがシートを争っているんだ」とラッセル。
「だからいろんな憶測が飛び交うんだ。残念なことにF1では、ここにふさわしい人たち全員が入れるほどの場所はないんだ」
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