F1
2位じゃダメなんです。メルセデスF1のラッセル、勝利のためシーズンを”犠牲”にする覚悟アリ「勝者以外は忘れられる」
メルセデスのジョージ・ラッセルは、チーム代表が示唆したF1マシンコンセプトの変更を支持し、将来的に競争力を高めるために2023年シーズン一部を犠牲にする覚悟があると語っている。
Filip Cleeren Oleg Karpov
公開日時: 2023/03/09 0:47
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2023年シーズンの開幕戦で表彰台獲得を逃したメルセデスAMG F1。ドライバーのジョージ・ラッセルは現状を鑑みて、シーズンの一部を犠牲にして競争力を高めたいと考えている。
メルセデスは2023年シーズンを迎えるにあたり、2022年型マシン『W13』に発生していたポーパシングやバウンシングによる不自由がなくなった新型マシン『W14』で常勝軍団復活の一歩を踏み出そうとしていた。しかし、バーレーンGPでは昨年ダブルチャンピオンを獲得したレッドブル・レーシングとの差が再び広まったことが明らかとなった。
またレッドブルのデザイン思想を取り入れたアストンマーチンはメルセデスやフェラーリを上回る速さを見せ、メルセデスチームに独自のデザイン思想を貫くことに疑問符を投げかけた。
関連ニュース:
仮に大きくマシンコンセプトを変更するとなると、多くの時間と2023年のチーム成績を犠牲にすることとなるかもしれない。しかしラッセルは、メルセデスが長期的に競争力を発揮できるようになれば、今年犠牲を払う覚悟はできていると語っている。
「僕らは勝つためここにいる」
バーレーンGPを7位で終えたラッセルはそう語る。
「もちろん、ひとつひとつの結果を最大化していきたい。でも、もし僕がいつでもレースを勝てるよう挑戦してチャンスを得るか、ゆっくり進んで勝つチャンスを逃すかの選択に迫られたら、勝つことを選ぶのは確かだ」
「だからシーズン後半であれ、来年であれ、戦えるマシンを手に入れるチャンスを得るために、いつくかのレースやシーズンの一部を犠牲にする必要があるなら、僕らはそうする他無いのかもしれない。僕らは明らかに後れを取っているからね」
そしてラッセルは次のように続ける。
「2位や3位なんて、誰も覚えていない。2位じゃダメなんだ」
「今年の後半戦に望みをつなぐために思い切った改革が必要なら、それがいつであろうと、そうするつもりだ」
George Russell, Mercedes F1 W14
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
関連ニュース:
- F1分析|アストンマーチンの速さはホンモノだった! フェラーリとメルセデスをレースペースで圧倒。今や完全に”2番手”チームに
- メルセデス、ついに白旗? ウルフ代表、独自コンセプトの破棄を示唆「どの方向性を目指すかを決めなければ」
2023年シーズンのレギュレーション変更点であるフロアエッジの15mmアップによって、メルセデスのマシンコンセプトが真価を発揮することを期待していたラッセル。しかしその矢先にメルセデスが失速したことは「大きな痛手」であると認め、次のように語った。
「言い逃れをするつもりもない。もちろん、僕ら全員にとって大きな痛手だ」
「僕らは、自分たちの目指すところからは随分と遅れている。ダウンフォースが足りないということを除いて、今のところマシンに根本的な問題がないことが唯一の収穫だと思う」
「昨年の今頃と比較すれば、最も解決しやすい問題のひとつだ。昨年の今頃と比べると、一番バウンドしていたマシンから、一番バウンドしていないマシンに変わったんだ」
「レギュレーションが変わったことで、僕らは守りに入りすぎたのかもしれない。数歩下がって、簡単なところからダウンフォースを稼ぐ必要があるのかもしれない」
ただラッセルは、メルセデスのミニマムなサイドポッドデザインを捨てレッドブルのマシンコンセプトに切り替えたとしても、チームの状況が当然好転するとは考えていない。
「僕らがまだこの細いサイドポットを維持しているのは、それがベストであると考えているからだ。正直、来週レッドブル系のサイドポッドを持ち込んだとしても、それでパフォーマンスが変わるとは思っていない」とラッセルは言う。
「それで突然、0.5秒改善するとは思えない。”マジック”はフロアや見えない部分で起こるものだと思うんだ」
関連ニュース:
- ハミルトン落胆、表彰台は遥か遥か遠くに……「正しいマシンになっていない。僕らはただ、前を向き仕事を続けるしかない」
- フェルスタッペン、次戦サウジアラビアでは状況が変わると予想「もっとレースペースが近くなる」
- フェラーリ、ルクレールのトラブルはPUの電気系。しかし初めて発生した特異なモノ? バスール代表「6000〜7000km走らせても問題なかったのに」
- 角田裕毅、F1開幕戦は惜しくもポイント逃す11位。「ウイリアムズは直線が速すぎた。ポイントを逃して悔しい」
- アロンソ41歳、開幕戦3位も慢心せず……しかし激しいレースを大いに楽しむ「レース後、あと1時間くらい走れそうだった!」
















あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 メルセデスF1、元レッドブル幹部のプールと契約。チーム改善に向けた特別顧問として迎え入れる
次の記事 レッドブル、3台による”表彰台独占”にニッコリ。類似したF1マシン持つアストンマーチンの躍進に「模倣は最大の栄誉」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Filip Cleeren

激昂ノリス、激しいチームメイトバトルに声荒げる……しかしレースが終われば冷静に「後から考えれば、あれはフェアだった」
F1
F1
イタリアGP
21 時間前
激昂ノリス、激しいチームメイトバトルに声荒げる……しかしレースが終われば冷静に「後から考えれば、あれはフェアだった」

角田裕毅、3戦連続の代役出場へ! 手首負傷のアイザック・ハジャーがスペインGPも欠場
F1
F1
スペインGP
1 日前
角田裕毅、3戦連続の代役出場へ! 手首負傷のアイザック・ハジャーがスペインGPも欠場

ラッセル白旗上げる。18台抜き僚友アントネッリを賞賛「完全に主導権を握っている。タイトル争いは考えてすらいない」
F1
F1
イタリアGP
2 日前
ラッセル白旗上げる。18台抜き僚友アントネッリを賞賛「完全に主導権を握っている。タイトル争いは考えてすらいない」
最新ニュース

レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦
F1
F1 F1
スペインGP
43 分前
レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦

テニス選手なら引退してるよ……マルク・マルケスの主治医が明かす、最強王者の現状
MotoGP
MGP MotoGP 4 時間前
テニス選手なら引退してるよ……マルク・マルケスの主治医が明かす、最強王者の現状

ウイリアムズ、マドリード開催F1スペインGPに特別カラーで挑む。1981年にハラマ走った「FW07C」モチーフのクラシカルデザイン
F1
F1 F1
イタリアGP
4 時間前
ウイリアムズ、マドリード開催F1スペインGPに特別カラーで挑む。1981年にハラマ走った「FW07C」モチーフのクラシカルデザイン

フェラーリの2回目ADUOアップデートは、あんまり効果なし? ハースF1のベアマン証言「空力アップデートの効果の方が何倍も大きいよ」
F1
F1 F1
イタリアGP
5 時間前
フェラーリの2回目ADUOアップデートは、あんまり効果なし? ハースF1のベアマン証言「空力アップデートの効果の方が何倍も大きいよ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録