憧れの存在からチームメイトへ! ラッセル、“スーパーヒーロー”ハミルトンとの出会いを振り返る
ウイリアムズからメルセデスへの移籍が決まったジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)との初対面を振り返り「まるでスーパーヒーローに会った気分だった」と語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
ウイリアムズからメルセデスへの移籍が決まり、来季からルイス・ハミルトン(メルセデス)とチームメイトを組むことになるジョージ・ラッセルは、ハミルトンとの初対面を「まるでスーパーヒーローに会ったかのようだった」と振り返った。
F1第14戦イタリアGPを前にメルセデスは、2021年からラッセルをチームに迎えることを発表。ラッセルは、現在のバルテリ・ボッタスに変わり、7度のF1世界チャンピオンの”隣”に座ることになった。
ラッセルは、GP3シリーズへ出場していた2017年からメルセデスのジュニアドライバープログラムに加入。FIA F2でタイトルを獲得した翌年にウイリアムズでF1デビューを果たした。ラッセルは戦闘力が乏しいマシンながらも速さを発揮し、今シーズンは第12戦ベルギーGPで2位表彰台に上がった。
メルセデスへの昇格に際してハミルトンがSNSに公開した写真には、まだ幼さ残るラッセルと、当時マクラーレンからF1に出場していたハミルトンのツーショットが写っていた。
他にも、2009年に開催されたカートのイベントで、サインを貰おうとハミルトンを待つラッセルの姿が写ったモノもSNS上で出回っている。2009年の13年後に、そのふたりはチームメイトとしてF1のグリッドに並ぶことになる。
ハミルトンとの初対面や公開されている写真についてmotorsport.comから尋ねられたラッセルは、当時はF1世界チャンピオンに会ったことに感激し、いつかF1レースに出たいという思いが強まったと語った。
「ルイスがPFI(イギリスのカート場)に現れたのは、確か『フォーミュラ・カート・スターズ』の時で、僕は当時カマー・カデットでレースをしていた」とラッセルは当時を振り返る。
「スーパーヒーローに会ったみたいな感覚だったよ。その年代の子供の頃、特に(カートに乗っている)子なら、F1ドライバーに会っても彼らが人間だとは思えなくなるんだ。僕にとっては本当に貴重な体験だった」
「正直に言って、今でも覚えているんだ。11歳の頃の記憶を思い出すというのは、不思議なことだけどね」
「そういう意味でも、来年彼と一緒に並ぶというのはとてもシュールな感じだ」
「僕が彼に初めて会った時は、僕も彼みたいになりたい、F1ドライバーになって世界チャンピオンになりたいって思ったんだろう」
チームに迎え入れる側のハミルトンは、ラッセルを「若い世代のひとり」としてメルセデスに新鮮な風をもたらすはずだと確信している。
「若く才能のあるドライバーが台頭することは、今のF1そして未来のF1にとっても素晴らしいことだと思う」とハミルトンは言う。
「新しく、そしてフレッシュな若者が入ることは、チームにとっても良い。明らかに僕は古株だからね」
「貪欲でかつ意欲的、チームを前進させてくれるフレッシュな若者が加入することで、チーム全体が活性化すると思う」
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