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ジョージ・ラッセル、メルセデスからサクヒールGP出走へ。ウイリアムズはエイトケン起用

ジョージ・ラッセルは、新型コロナウイルス陽性となったルイス・ハミルトンの代役として、メルセデスからF1サクヒールGPに出走することとなった。

George Russell, Williams Racing

 12月2日(水)、ジョージ・ラッセルがルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスからF1サクヒールGPに出走することが明らかとなった。

 メルセデスは1日(火)、今季のF1王座を確定させているハミルトンが新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したことにより、週末のサクヒールGPを欠場することを発表したが、代役が誰になるのかについては言及していなかった。しかしこの度、ウイリアムズのラッセルが代役出場することが発表された。

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 ラッセルは2016年末からメルセデスのジュニアプログラムに参加しているが、代役出場にはウイリアムズからの許可が必要であり、交渉中であると報じられていた。

 今回ラッセルをメルセデスで走らせるという契約はバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれるサクヒールGPにのみ適用されるが、ハミルトンが復帰できない場合には最終戦アブダビGPでもラッセルが走る可能性がある。

 2019年にウイリアムズからF1デビューを果たしたラッセルはマシンの戦闘力の低さもあり、これまで一度もポイントを獲得できていない。しかしながら今回、F1最速のマシンで戦うチャンスを得たことになる。

 なお、ウイリアムズの空いたシートには、リザーブドライバーのジャック・エイトケンが収まることも明らかとなった。彼はジュニアカテゴリーでの実績からF1出走に必要なスーパーライセンスを所持している。

 今季カンポスからFIA F2に参戦中のエイトケンはF1シュタイアーマルクGPのフリー走行でウイリアムズの現行マシンをドライブしており、ルノーとウイリアムズの両方でテスト経験もある。また、韓国にルーツを持つドライバーとしては初のF1参戦となる。

 なおサクヒールGPでは、前戦バーレーンGPで負傷したロマン・グロージャンの代役として、ピエトロ・フィッティパルディがハースからF1デビューを果たす。シーズン途中に同一GPでふたりのドライバーがF1デビューを果たすのは、2001年イタリアGPのトーマス・エンゲ、アレックス・ユーン以来となる。

 

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