「え、ライコネンの話?」メルセデスF1のラッセル、来季コンビ噂のアントネッリに関する質問にすっとぼけ
メルセデスのジョージ・ラッセルは、来季のチームメイトと噂されるアンドレア・キミ・アントネッリについての質問に関して冗談で受け流しつつも、ドライバーとして高く評価している。
George Russell, Mercedes-AMG
写真:: Erik Junius
メルセデスのジョージ・ラッセルは、来季のチームメイト候補と目されるアンドレア・キミ・アントネッリを高く評価しつつも、コンビ形成が実現するかどうかについては冗談で受け流した。
F1オランダGPの決勝日に18歳の誕生日を迎えたアントネッリは、メルセデスF1の“秘蔵っ子”としてかねてより、来季フェラーリへ移籍するルイス・ハミルトンの後任候補だとされてきた。
オランダGPの週末にはメルセデスのトト・ウルフ代表が、レッドブルのマックス・フェルスタッペンを来季チームに呼び込むという選択肢が消えたと説明したことで、現在プレマからF1直下のFIA F2を戦うアントネッリ昇格の可能性が高まった。
正式発表は行なわれていないものの、ウルフ代表も2025年のドライバーラインアップがラッセルとアントネッリのふたりになることを匂わせた。
「間もなく、誰がセカンドシートに座るかを決めることになる。私が言っているのは、ふたりのドライバーが我々の全面的なサポートを100%受けるということだ」とウルフ代表は語った。
「2025年シーズンには、全てのチャンスを手にしたドライバーふたりで臨むつもりだ」
「だからこそ、その時点で2026年のドライバーラインアップについて話したくはないんだ。ジョージとキミでやっていこうと考えているからね」
そしてラッセルは、来季のチームメイト候補であるアントネッリに関する質問に冗談で切り返しつつも、自身と同じメルセデスのジュニアプログラム出身ということから、F1昇格が実現すれば「素晴らしいストーリーになる」と語った。
2025年に“キミ”を迎える準備が整っているか、と訊かれたラッセルは「キミ・ライコネンのこと?」と答え、コンビ結成の可能性についてこう続けた。
「彼はF2ドライバーだよね!? いや、来年チームメイトになるなら誰であろうと、もちろん歓迎する」
「共に挑戦することにワクワクしている。キミは並外れたドライバーで、ジュニアシリーズでは素晴らしい実績を残してきた。F1ドライバーになる運命なんだ」
Andrea Kimi Antonelli drives Mercedes W12
「仮に彼がF1ドライバーになれば、メルセデスのジュニアプログラムの強さが証明されることになると思うし、幼い頃から、F3の門をくぐり、ステップアップしてきた僕の道のりを少し思い起こさせる。チームにとっては素晴らしいストーリーになるだろう。でもどうなるかなんて誰にも分からないよね?」
また、アントネッリとどれだけ交流があるのか、との質問に対してラッセルは次のように答えた。
「彼がF2に参戦するたびに会っているよ。レースは全て見ているし、彼がどんな調子なのかいつも注視している」
「数ヵ月前にシルバーストンで一緒にテストをしたんだけど、彼にとってもF1マシンのステアリングを握る絶好の機会だった。並外れて速かったから、F1で走ることになったらきっと素晴らしい仕事をしてくれると思う」
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