F1 カタールGP
ラッセル、ソフトタイヤで苦しむも後悔はなし。データを集めたメルセデスが決勝で逆襲する?
メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1カタールGPのスプリントでソフトタイヤを選んだのは愚かな選択ではないと語った。

Adam Cooper
編集: 2023/10/08 14:44
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メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1カタールGPのスプリントをソフトタイヤでスタート。一時首位を走ったが、デグラデーション(性能劣化)に苦しみ4位まで後退した。しかしラッセルは、このタイヤ選択に後悔はないという。
4番グリッドからスタートしたラッセルは、ミディアムタイヤのランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抜いて2番手に浮上。さらにセーフティカー明けのリスタートでは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)をも交わしてトップに浮上した。
しかし19周のレース折り返しとなる頃には、ミディアムタイヤ勢とペースが逆転。11周目にピアストリがトップを取り返すと、ラッセルはその後も苦しいレースを強いられ4位でフィニッシュすることになった。
途中ラッセルは、ピットでタイヤを交換するよう要請する場面もあったが、レース後この作戦に後悔はないと主張した。
タイヤ選択について『Autosport』から質問された彼は、「賭けやギャンブルのような気持ちで臨んだわけではない」と答えた。
「僕たちはそのタイヤをプラクティスでは使わなかった。ミディアムに近いタイヤだと考えていたんだ」
「明日(決勝)に向けてデータを収集する必要があると思ったんだ。もしミディアムでスタートしていても、同じ順位でフィニッシュしていたと思う」
「1コーナーに向けて、ソフトタイヤで7メートルくらいゲインできることは分かっていた。でもホイールスピンをすると簡単に転げ落ちてしまう。前のレースでもそうだった。スタートが本当に悪かった」
「だからアドバンテージを得ようとしたんだ。でもタイヤがこれほど劣化したスプリントレースはこれまでなかった」
「これまで10戦か12戦スプリントを戦ってきたけど、これまで得た情報をすべて駆使しても、こんなレースは初めてだった。だから愚かな決断ではなかったし、ギャンブルでもなかった。ただうまくいかなかっただけだ」
George Russell, Mercedes F1 W14, Oscar Piastri, McLaren MCL60
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
決勝レースではタイヤのトラブル発生を防ぐため、3ストップが義務付けられる可能性もある。しかしラッセルは、決勝に向けてミディアムタイヤを温存する意図はなかったという。
「正直にいって、その選択肢はなかった。全体的に持ちタイヤがどうなっているのか、正確には知らない。本当にソフトタイヤがレースで使えるタイヤだと考えていたんだ」
「C1~C3コンパウンドのタイヤが使われたシルバーストンでは、ソフトタイヤ(C3)がいいパフォーマンスを見せていた。でも、このサーキットは路面が新しく、明らかに少し違っている」
一方チームメイトのルイス・ハミルトンは、ミディタムタイヤで12番グリッドからスタート。5位までポジションを上げることに成功した。
「スタートは難しかった。ミディアムタイヤでは、ソフトタイヤと同じようには走れなかった」
そうハミルトンは語った。
「ソフトタイヤを履いた人たちはとても速かった。スタートはすごく良かったんだけど、ペレス(セルジオ・ペレス/レッドブル)の後ろに引っかかってしまった」
「でも走り始めて、タイヤ選択の影響が出始めたから、僕はバトルを始めたんだ。クルマとクルマの間にデルタ(ペース差)があるのはとても楽しかった。明日もそういうことがあるといいね」
ハミルトンは、ソフトタイヤ勢がスプリントで苦戦を強いられることは予想していたという。
「驚きじゃないよ。ハードタイヤでもすぐにグレイニングが起きていた」
「性能が落ちると予想していたかと聞かれると、どれくらいの差がつくかは分からなかったけど、感謝しているよ。12番手から5位に上がれたのは、かなりいいことだと思う」
ハミルトンは、メルセデスがスプリントで2台の戦略を分けたことにより、決勝に向けて有益な情報を得られたと指摘した。
「もしソフトでスタートしていたら、おそらく序盤で数ポジション上げていただろうね。でもその先、他の人たちと同じように苦戦を強いられただろう」
「クルマを分けたことで、ジョージはソフトの情報を得ることができたし、僕も情報を得ることができた。そうやってチームとして協力し合っているんだ」
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