ラッセル、ハミルトンの”復活”を確信「必ず強力にカムバックしてくるはず……!」
ジョージ・ラッセルは、F1エミリア・ロマーニャGPで13位と苦戦したチームメイトのルイス・ハミルトンが、必ずカムバックすると確信している。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPの決勝を11番グリッドからスタート。一気に6番手まで浮上すると、トリッキーなコンディションで4位に入る見事なレースを展開した。
一方、チームメイトのルイス・ハミルトンは14番グリッドからレースに臨んだが、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)を最後までオーバーテイクすることができず、ポイント圏外の13位でフィニッシュした。
ラッセルはこれで3戦連続でハミルトンの前でフィニッシュしたことになるが、イモラでの結果の違いは単に状況によるものだと語った。
「それ(ふたりの結果の違い)はレース週末がどう転んだか次第だと思うんだ」
「僕はとても強いスタートを切った。僕には、彼(ハミルトン)にスタートで何が起きたのか分からない。クルマが寝ぼけた状態で、正しいウインドウの中に入っていないと、ちゃんとしたレーシングカーとして運転できているようには感じられるはずないんだ」
「それに僕たちはタイヤのウォームアップに苦労している。金曜日は気温が13度しかなくて、ドライブするのが悪夢って感じだった」
「彼はとても強力な形でカムバックしてくると思うし、彼がチームを鼓舞している姿は素晴らしいんだ」
「彼の実力は分かっているので、このポジションで安心することはないよ」
ラッセルは、あまり競争力の高くないウイリアムズで過ごした3年間が、メルセデスの今季マシンをドライブする上で良い準備になったと示唆した。
「ひょっとしたら、ウイリアムズで難しいクルマに乗って苦労したことも、少しは役に立っているのかもしれない」
「メルセデスにとって、以前は予選Q1やQ2は楽勝だった。Q3に向けたビルドアップ・セッションのようなものだった。今はQ1やQ2がとても重要なんだ」
「さっきも言ったように、ルイスは信じられないほど強くなって戻ってくるし、間違いなく僕をずっとプッシュしてくるはずだ」
メルセデスのマシンに問題があることは明らかだが、ラッセルは今季これまでの4戦すべてでトップ5フィニッシュを果たしており、現在ドライバーズランキング4番手につけている。
「この4戦は、間違いなく僕らの思い通りになっている」と、ラッセルは語った。
「マシンが良くなれば、もっと多くのポイントを獲得できると、僕やチームの自信にもなっているはずだ」
「でも、今週末の前に言ったように、クルマのペースを改善しなければ、このレベルの結果を維持することはできないんだ」
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