レッドブルの全戦全勝予想は覆る? ラッセル、メルセデスのアップデート後に自説”再評価”へ
メルセデスF1のジョージ・ラッセルは現在独走を許しているレッドブルに対する“全勝も可能”という過去の自分のコメントについて、アップデート投入後に再評価することになるだろうと語った。
メルセデスのジョージ・ラッセルは今シーズン開幕直後にレッドブルの”全戦全勝”もありうると語っていたが、その考えについてマシンアップデート後にもう一度考える必要があるだろうと語った。
2023年シーズンは開幕戦からレッドブルが非常に高いパフォーマンスを発揮してレースを支配。ラッセルにとってもこれは衝撃的だったようで、シーズンの全戦全勝もありうるという予想を口にしていたほどだ。
メルセデスは、昨年から苦戦が続いていたが第3戦オーストラリアGPでは進歩を見せた。予選ではラッセルとルイス・ハミルトンが2番手と3番手を獲得。レースでもふたりが一時首位を走り、ハミルトンが2位表彰台獲得に成功している。
進歩を見せているメルセデス。ただラッセルは依然としてレッドブルとの差は莫大なモノだと、楽観視はしていない様子だ。
「僕は今でもレッドブルが他よりも抜き出たクラスなんだと思っている。そしてルイスも僕も(オーストラリアGPでは)最大限にチャンスを活かしていた」
「マックスの話しぶりからすると、彼らはまだポケットに余裕を隠していたはずだ」
「0.3秒の差は、ちょっとしたモノだ。普段は彼らが1秒速いところを、今は0.3秒なんだ。もちろん、F1の世界では0.1秒でも依然として莫大な差なんだけどね」
ラッセルはメルセデスが導入を予定しているアップデートに関する風洞データについても言及したが、これらが投入されるのは5月下旬のエミリア・ロマーニャGPを待つことになるだろう。
ただドライバーがより自信を持てるようにチームがマシンのメカニカルコンポーネントの改良に取り組んでいることもあり、そのタイミングで『レッドブル全戦全勝がありうる』という自身の予想を再評価する必要があると語った。
「諦めたりはしない。僕らはプッシュし続ける」
「現時点では、マシンにアップデートを持ち込んだ段階でそれらの主張を再評価する必要があるだろう」
「そこで初めてアップデートが期待通りに機能してくれるか、そして彼らと戦えるのか……それを実際に確かめられるだろう。でもそうだね、どうなるかな」
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