ラティフィは“ただの”ルーキーじゃない? ウイリアムズのラッセル「過小評価されている」
ウイリアムズでF1参戦2年目を迎えるジョージ・ラッセルだが、新たなチームメイトであるニコラス・ラティフィを打ち負かすのは簡単ではないと考えているようだ。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1プレシーズンテストが、スペインのカタルニア・サーキットで始まっている。昨年はテスト参加が遅れるなど問題が山積みだったウイリアムズだが、2020年のテストでは初日から順調に走行を重ねている。
今シーズン、ウイリアムズはジョージ・ラッセルを続投し、ロバート・クビサの後任としてニコラス・ラティフィを起用。若手ドライバー2名の布陣で浮上を目指している。
ラッセルは昨年ポイントこそ獲得できなかったものの、予選ではクビサに全勝。他チームとの差には苦しんでいたが、その速さを確実に示していた。
だが、ラッセルはクビサという実力あるドライバーに打ち勝ったにもかかわらず、新チームメイトのラティフィをコース上で負かすことは簡単ではないだろうと予測している。
「前のレースと同じくらい良かったから、フレッシュなスタートだったよ」と、ラッセルは言う。
「ニコラスは間違いなく過小評価されていると思う。彼はすごく準備が整っているんだ。そして、彼は負かすのが大変なドライバーになるだろう。だから僕の緊張感を維持してくれるんだ。僕もプッシュしていくつもりさ」
ラティフィは今年がルーキーシーズンではあるものの、フォースインディアとウイリアムズから過去に11回もフリー走行を走ったことがある。
また2017年にはラッセルと共にメルセデスの旧型マシンに乗って、若手ドライバーのプライベートテストも経験している。
「ニコラスは素晴らしいドライバーだと思う。それに知ってるだろうけど、彼はこれまでで最もF1の準備ができているルーキーだと思う」
「彼はフォースインディアでF1マシンをドライブし、ウイリアムズでも、メルセデスそしてルノーでもステアリングを握った。彼はF1で3年か4年テストしてきているんだ」
「紙の上では、彼はルーキーだ。でも現実としてはそうじゃない。彼は間違いなく打ち負かすのが大変な相手だ。僕はこのチャレンジへの準備はできているし、バトルも楽しみにしているよ」
「僕は自分のドライビングで改善した特定の目標がいくつかある。作業は進行中なんだ」
「(去年の)メルボルンにいたときよりも、アブダビではより良いドライバーになっていたと、絶え間なく進化していると確信している。でも僕自信ができると思っている水準に達する必要があるし、その途中だと思っている」
前述のとおり、ウイリアムズの2020年のスタートは、昨年ほどのつまづきは見せていない。しかしラッセルは慎重な姿勢を崩さなかった。
「昨年と比べると、明らかに“大成功”を収めたように見えたと思う。でもプレシーズンテストにマシンを持ち込めたという事実は、別にお祝いするようなことではない。ふつうのコトだよ」とラッセルは言う。
「ここで僕らはテストプログラムをこなしたけど、問題はなくとてもスムーズな朝だった。どのラップも意図したことができて、とてもポジティブだった」
「マシンは去年よりもとてもドライブしやすくて、自信を与えてくれる。でも結局、どう感じるかは問題じゃなくて、どれだけ速いかが重要なんだ。まだそこは分からないけどね」
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