F1 イタリアGP

ラッセル、ランオフ回避が容易なモンツァの“無罪放免”コーナーの変更を求める「バトルをしていると特にね」

F1イタリアGPを終えてメルセデスのジョージ・ラッセルは、モンツァのターン1がミスしてもライバルに抜かれることのない“無罪放免”コーナーだとして、変更を望んでいる。

Adam Cooper

Adam Cooper

公開日時: 2023/09/05 11:15

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

George Russell, Mercedes F1 W14, and Esteban Ocon, Alpine A523

 F1イタリアGPの舞台となったモンツァについてメルセデスのジョージ・ラッセルはコースレイアウトに修正を求めている。

 というのもランオフエリアへの回避が容易なターン1では、バトル時にもミスが許されるため「無罪放免」状態だと彼は考えているのだ。

 イタリアGPの決勝でラッセルは2度に渡り、ランオフエリアを通過。1度目はセルジオ・ペレス(レッドブル)とのポジション争い、2度目はピットアウト直後にエステバン・オコン(アルピーヌ)と争う形で飛び出していた。

 後者ではラッセルがランオフエリアを通ったことでアドバンテージを得たとして、5秒のタイムペナルティが科されたが、5位という最終順位には影響しなかった。

「アウトラップを最大化する必要があることは分かっていて、オコンの後ろか隣でピットアウトしたんだ」

 ラッセルはインシデントに関してそう語った。

「もし彼の後ろに入ってしまうと、前を行くライバルをアンダーカットするチャンスがなくなってしまうと思っていたんだ。だからコーナーを回りきれないリスクがあるのを承知で、ターン1に飛び込んだんだ」

「モンツァで少し残念なのが、ランオフエリアがあることでいつも“無罪放免”のカードを切れることだ。特にバトルの最中、ドライバーにコーナーを逸れる選択肢を与えている。将来的にはあのコーナーを少し変えてほしいね」

 ラッセルはリスキーな動きでペナルティを受けたものの、攻めたこと自体に後悔はないと語っている。

「6番手との差を考えれば、5位が最悪の結果というのは分かっていた」とラッセルは言う。

「だから終盤にセーフティカーが出動したら(集団が接近するようなことがあったら)、僕の立場は危うかっただろうね」

George Russell, Mercedes-AMG

George Russell, Mercedes-AMG

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

 レース終盤、ラッセルはペレスとの激しい4番手争いを楽しみ、15周に渡ってペレスの前を塞いだ。

「あのマシンの優れたペースで、チェコ(ペレスの愛称)が抜いていくのに時間がかかったのには驚いた。高速コーナーで彼らはとても速かったからね」とラッセルは言う。

「土曜日もそうだった。おそらく、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が他よりも良かったことも影響していると思う。でもあれだけ長い間彼らを抑えられたのはとても嬉しかった。自信を持ってターン1へブレーキングできたよ」

 ペースに勝るマシンとの戦いは楽しかったか、と訊かれたラッセルは次のように答えた。

「どんなバトルも楽しいけど、遅いマシンでディフェンスするよりも、速いマシンでアタックするほうが楽しいよ!」

「ブレーキングを完璧に、全てのコーナーで決める必要がある。そうしていないと、彼らに抜かれてしまうし、そうやって長い間、相手のマシンを抑え込むことができると何か満足感があるもんだ」

「だから僕の方にミスが無かったことを少しポジティブに捉えることにするよ。でも残念なことに、今回はペースが上がらなかった」

 そしてラッセルは、次戦シンガポールGPではW14がもっと速くなると考えている。

「特にレースでは、今回よりも競争力が増すと思う」

「ハイダウンフォースのパッケージとローダウンフォースのパッケージの間になんでこれだけ差があるのかも理解する必要がある」

「スパ、モンツァ、バクー、オーストリアのようなサーキット、ローからミディアムのダウンフォースセッティングではいつも苦しんでいる。でも、ハイダウンフォースではいつも速い気がするんだ」

「ハイダウンフォースとローダウンフォースのパッケージには特徴的な違いがある。それを理解して、少なくともストップウォッチでタイムを削ってくれるのは何なのかを理解する必要がある」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 アストンマーチン大苦戦! アロンソも苦悩……しかしここから学ぶのが大切「僕らのクルマの弱点が、モンツァでは露呈したんだ」

次の記事 フェラーリ代表、チームメイトバトルに介入しなかった理由を説明「ティフォシのサポートに感謝するためにはベストな方法」

More from

Adam Cooper



アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

F1

F1

日本GP

2024/04/15

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」



鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1

F1

日本GP

2024/04/12

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」



F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

F1

F1 2024/04/11

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

More from

ジョージ ラッセル



ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」

F1

F1

シンガポールGP

10 時間前

ラッセル、グリッド降格のシンガポールGPは旧仕様マシンに。前戦のレース前から検討「トラブルで迷う余地はなくなった」



ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」



前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

More from

メルセデス



メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す

F1

F1

シンガポールGP

1 日前

メルセデス、シンガポールGPで新旧パッケージを比較へ。アップデート不発の疑い払拭目指す



冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」

F1

F1

バーレーンGP

3 日前

冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」



ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

F1

F1

バーレーンGP

4 日前

ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

最新ニュース



代役出走の卜部和久、FP2で16番手と上々のSFデビューも「もっとやれる。浮かれすぎないように」

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ

第9戦・第10戦富士

52 分前

代役出走の卜部和久、FP2で16番手と上々のSFデビューも「もっとやれる。浮かれすぎないように」



F2参戦の噂も取り沙汰されるようになった坪井翔「チャンスが来るかは分かりませんが、準備はできているつもり」

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ

第9戦・第10戦富士

1 時間前

F2参戦の噂も取り沙汰されるようになった坪井翔「チャンスが来るかは分かりませんが、準備はできているつもり」



MotoGPライダー、中東危機の中のカタールGP開催にも諦め? 「近くに爆弾落ちないといいね」運営は実施前提で動く

MotoGP

MGP MotoGP

インドネシアGP

2 時間前

MotoGPライダー、中東危機の中のカタールGP開催にも諦め? 「近くに爆弾落ちないといいね」運営は実施前提で動く



フェルスタッペン、”鬼門”シンガポールで初勝利なるか?「ここにはやり残したことがあるんだ!」

F1

F1 F1

シンガポールGP

2 時間前

フェルスタッペン、”鬼門”シンガポールで初勝利なるか?「ここにはやり残したことがあるんだ!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録