ラッセル、今シーズンが無得点でも失敗ではない「僕らの入賞は、マクラーレンの優勝に匹敵する出来事」
ジョージ・ラッセルは、もしウイリアムズがF1の2021年シーズンを無得点で終えたとしても、今シーズンが失敗だったとは思わないと語った。
写真:: FIA Pool
F1デビューから3年目をウイリアムズと共に過ごしているジョージ・ラッセルは、チームが2021年シーズンを無得点で終えたとしても、今シーズンが失敗だったとは思わないと語った。
2020年シーズンを無得点で終えたウイリアムズ。荒れに荒れた雨天のレース後、アルファロメオ勢に科されたタイム加算ペナルティによって、ロバート・クビサが10位に繰り上がった2019年のドイツGP以来、ポイント獲得から遠ざかっている。
かつての常勝チームであるウイリアムズだが、近年は低迷。2018年に10チーム中ランキング最下位となると、2019年も最下位を脱出できず。2020年シーズンは一定の改善を見せていたが、ポイントを獲得できずに終わった。2021年シーズンもここまで無得点に終わっているものの、ラッセルが全戦、チームメイトのニコラス・ラティフィーは1度予選Q2に進出するなど、着実に進歩している。
先日の第6戦アゼルバイジャンGPでは、ウイリアムズはラッセルがリタイアしたこともあり、ハースの2台の後塵を拝した。これにより、両チーム共にポイントは獲得出来ていないものの、ベストリザルトの差でウイリアムズがコンストラクターズランキング最下位となっている。
昨年ラッセルは、ムジェロ・サーキットで行なわれた第9戦トスカーナGPで、レース終盤の再スタートで入賞圏内から転げ落ち、イモラでの第13戦エミリア・ロマーニャGPでは10番手につけてのセーフティーカー走行中にクラッシュを喫した。2021年のエミリア・ロマーニャGPでも、ラッセルは9番手を走るメルセデスのバルテリ・ボッタスと接触し、入賞の機会を逃している。
F1キャリアでのラッセルの自己最高位は昨年のサクヒールGPでの9位。ただし、ウイリアムズではなく、メルセデスでの入賞だ。新型コロナウイルス感染により欠場したルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスのマシンに乗り、レース大半をリードした。しかし、チームのミスやパンクによって大きく後退し、挽回も虚しく9位でチェッカーを受け、キャリア初ポイントを獲得した。
ラッセルは、ウイリアムズではここまで1点も獲得出来ていないことを気にしているかという質問に対し、たとえチームが2シーズン連続で無得点に終わっても、その結果が現在のチームにとってはそれほど悪いものではないと語った。
「悩んではいないが、それ(入賞)がゴールであることは違いない」とラッセルはAutosport magazineとの特別インタビューで語った。
「それが目標だ。もし今年が無得点で終わっても、このシーズンが失敗だったなどとは思わない」
「もしポイントを獲得して今シーズンを終えられたら、大成功と言えるだろうね。僕らにとってポイントを獲得するということは、実質的にマクラーレンが優勝するようなものだ」
「今シーズンを通してマクラーレンが優勝できなくても、今年は失敗だったとは思わないだろう」
「もし彼らが勝利を手にしたら、それはとんでもない成功と言える。これが良い見方だよ」
「僕らの心理としては、全力を尽くして素晴らしい週末を過ごした結果が13位なら、それを受け止めて、ポイントを逃したと落ち込まないようにしている」
「13位が絶対的な限界だったかもしれないからね」
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