ラッセル、ウイリアムズでの経験が苦戦するメルセデスで活きた?「ハミルトンとは”ルート”が違った」
ジョージ・ラッセルがウイリアムズで最後尾を走った経験を持っていたことから、メルセデスのトリッキーな2022年型マシンにルイス・ハミルトンよりも「簡単に」適応できたようだ。
メルセデスのジョージ・ラッセルは、ウイリアムズで培った経験が活き、トリッキーな2022年マシン『W13』にチームメイトのルイス・ハミルトンよりもうまく適応できたのではないかとチームは考えている。
ラッセルはメルセデスのジュニア・ドライバー・プログラムのメンバーとして5年を過ごした後、2022年からメルセデスのラインアップに加わった。しかし、メルセデスでの1年目は苦しいシーズンとなった。
グラウンドエフェクト・カー初年度、メルセデスのW13はポーパシングなどの問題を抱え、タイトル争いに絡むことができなかった。2014年から獲得してきたコンストラクターズタイトルを逃し、なんとか1勝するのがやっとだった。
そんな中でも、ラッセルは開幕から16戦のうち15レースでポイントを獲得。一方のハミルトンはW13のトリッキーなハンドリングに対応するため、様々なセットアップを試したこともあって、成績はより不安定だった。
メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、メルセデスがW13のどこに問題があったのかを理解し修正を施そうとする中で、ラッセルの持つパフォーマンスに欠けるマシンをドライブしていた経験と、フィールドリーダーとしての経験が、2022年の初期段階での後押しになったと語った。
「ルイスがそこに到達するルートと、ジョージが到達するルートは、まったく違っていた」と彼は言う。
「ルイスは、自分の能力を発揮すればどんな週末でも優勝争いができると分かっていたマシンから、突然の適応を余儀なくされたのだと思う」
「ジョージはウイリアムズでの経験が、今季のシーズン序盤のマシンに適応するのに役立ったのだと思う」
「ジョージに関しては、おそらく彼が慣れていた状況とは異なる体験ができることに少し期待していたところはあっただろう」
「そして、正直なところ、今年の序盤はルイスよりもジョージのほうが適応しやすかったと思う。ふたりがチームをより良い状態にするために働いていたことはナイスだった」
「誰が5位でゴールするか、誰が6位でゴールするかということではなく、マシンを向上させることを第一に考えていたんだ」
「最終的にはエンジニアリング・グループ全体が協力し、ドライバーも協力することで、あるべき姿に戻るまでの時間を短縮することができるからだ」
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