F1ロシアGP、ソチでの開催は2022年まで……2023年からはサンクトペテルブルグ郊外の新サーキットに”移動”
F1は、2023年からサンクトペテルブルク近郊にある新サーキット、イゴラ・ドライブでロシアGPを開催すると発表した。
写真:: Igora Drive
F1は2014年からソチ・オートドロームでロシアGPを開催してきたが、将来的に開催地を変更することを検討してきた。そして6月26日に、F1は2023年からイゴラ・ドライブ・サーキットでロシアGPを開催すると発表した。
サンクトペテルブルクの郊外にあるイゴラ・ドライブ・サーキットは、2019年にオープンした後、F1開催に必要なFIAグレード1のライセンスを2020年に取得。コース全長は4.086kmで、15のコーナーを備えている。
今回発表された声明の中で、ソチで開催されてきたロシアGPと同じプロモーターが、イゴラ・ドライブでのロシアGP開催契約を結んだことが明らかにされている。
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは「2023年からのF1ロシアGPがイゴラ・ドライブで開催されることを確認できてうれしい」と述べている。
「これは、ロシアのパートナーとの集中的な作業と、この素晴らしいサーキットの詳細な調査の結果だ」
「私はサンクトペテルブルクに感銘を受け、イゴラ・ドライブでのロシアGPが素晴らしいイベントになると確信している」
F1も「ロシアGPを、2023年からサンクトペテルブルグのオートドローム・イゴラ・ドライブに移すことを確定することができて喜ばしい」とコメントを発表した。
「我々は、100ヘクタール以上の敷地に作られた、レースとテストのために10のレイアウトを備える、非常にエキサイティングな場所でレースをすることを楽しみにしている」
「このサーキットは、サンクトペテルブルグから54km離れた場所に位置し、ドイツ人建築家のヘルマン・ティルケによって設計された。そして2020年に、FIAのグレード1ライセンスを取得している」
「今後数ヵ月の間に、レースの詳細を発表する予定である。そしてあと2年間、ソチでレースをすることを楽しみにしている」
イゴラ・ドライブ・サーキットは、2017年から建設がスタート。現代のサーキットデザインの多くを手がけるヘルマン・ティルケもプロジェクトに関わり、2年後の2019年に完成している。
同サーキットは完成後、ロシア国内シリーズのレースを中心に開催してきた。DTMやWシリーズ、そして世界ラリークロス選手権なども開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、いずれのイベントも中止せざるを得なくなった。
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