サインツJr.、F1のPU規則”調整”には懐疑的「将来的に抜本的な変更が必要なのはみんな分かっているハズ」
カルロス・サインツJr.は、F1は電気への依存度を減らすべきだと考えており、将来的にエンジンにおける根本的な変革が不可欠だと主張している。
Carlos Sainz, Williams
写真:: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images
F1の新世代マシンに対するドライバーたちの批判は収まる気配を見せていない。ウイリアムズのカルロス・サインツJr.は、2026年のパワーユニット(PU)規則によってF1が進んでいる方向に懸念を示した。
2026年のレギュレーション変更により、PUの電動パワーは約3倍に大幅強化。エンジンとの出力とほぼ同等となった。しかしこの変更は大きな批判を呼んだ。結果としてFIAはすでに、2027年、2028年と段階的にエンジンと電動パワーの出力配分を変更し、電動領域の重要性を下げるための調整を行なうことを発表している。
しかしサインツJr.は、そうした措置はあくまで応急処置にすぎず、F1はもっと根本的な変更が必要だと認識すべき時に来ていると考えている。
エンジンと電動パワーの出力比を2028年に60:40に変更することで、現在の問題を解決できると思うかと問われると、サインツJr.は「おそらく無理だ」と答えた。
「だからこそ、すでにもっと大きな変更を計画しているんだと思う(2030年か2031年にV8エンジンを導入する案が出ている)。彼らも、これがカテゴリーにとって最善ではないと分かっているからね」
サインツJr.は、電動パワーの存在感が大きすぎることにより、マシンの挙動が大きく変わり、F1本来のDNAから遠ざかっていると考えている。
「たとえ改善しようと努力して、実際に改善されたとしても、誰もが電気モーターへの依存が大きすぎると認識していると思うし、F1でこれまでずっと機能してきたものに戻る必要があることは、誰もが分かっていると思う」
サインツJr.はさらに、PUの影響によって予選でのドライビング体験そのものが変わってしまったことにも不満を示した。
「みんな昨年の予選が恋しいと思っている。特にシルバーストンのようなサーキットではね。前にも言ったけど、この話についてこれ以上長々と話す必要はないと思う」
「でも、これがF1にとって十分に良いものではなく、変える必要があることは誰もが分かっていると思う。実際に変わっていくし、進化していく。ただ、昨年の予選ほど今のマシンを楽しめていないことは、僕たち全員にとって明らかだよ」
サインツJr.の発言は、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)ら、現行規則における電動エネルギーの比重の大きさに疑問を呈している他のドライバーたちの意見と同様のものだ。
FIAは今後のシーズンに向けた短期的な追加調整を検討しているものの、パドックでは依然として納得している者はほとんどいない。
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