アクティブエアロを導入するなら……サインツJr.、次世代F1マシンでのアクティブサスペンション復活を希望

フェラーリのカルロス・サインツJr.はレギュレーション変更によってマシンが大きく変わる2026年からアクティブサスペンションを復活させるべきだと語った。

Alain Prost, Williams FW15C Renault

 F1は2026年にテクニカルレギュレーション変更を予定しており、先日その概要が公開されたが、不安の声も聞こえてくる。そんな中、フェラーリのカルロス・サインツJr.は、現在のF1では禁止されているアクティブサスペンションを復活させるべきだと考えている。

 2026年のテクニカルレギュレーションはまだ批准されていないものの、パワーユニットとシャシーの規則がおおよそ決まっている。次世代F1マシンはアクティブエアロを特徴とし、電気モーターの出力がアップし内燃エンジンと同等となる。その他にも、マシンの小型・軽量化が目指されている。

 FIAは次世代マシンで30kgの軽量化を目指しているが、電動化推進や安全対策強化も同時に行なわれるため、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをはじめ、さらなる軽量化が行なわれないことを残念がる者もいる。

 サインツJr.は次世代マシン、特にPUに関しては複雑過ぎると考えている。ただサインツJr.は状況を前向きに捉えようとしている。

「これはエンジンレギュレーションの結果だと思う」とサインツJr.は言う。

「結局のところ、電動部分に多くのエネルギーを求めるのであれば、それを補うためにある意味アクティブエアロが必要になる」

「オーバーテイク、アクティブエアロ、直線スピード上昇とフルスロットルで走る時間の軽減……全ての原因はそこにある。いずれにせよ(新F1マシンを)試してみるまでは、レギュレーション変更を批判したり支持したりするのは不公平だと思う」

「そして同時に、レギュレーションがアウディのような大メーカーを惹きつけたのであれば、それは理解されるべきだし、本質的な意味を考慮する必要があると思う」

 またサインツJr.は、1990年代初頭にF1で一世風靡したアクティブサスペンションを、ドライバーの健康のためにも復活させるべきだと語った。

Williams FW14

Williams FW14

「僕の個人的な意見としては、おそらくマシンの幅が広すぎるし、重すぎる」とサインツJr.は続ける。

「今後のために何か変えるとすれば、それだろうね。あとサスペンションは、多くのサーキットでドライバーにどれだけ負担をかけているかということが大きな話題になっていると思う」

「2026年に向けてFIAに訪ねたいことがあるとすれば、アクティブエアロを導入するなら、ドライバーの背中を守り、僕らの健康とサーキットでの安全を守るために、アクティブサスペンションを導入してはどうかということだ」

「2021年マシンでは感じなかった小さな段差を修正するために、僕らがサーキット側や主催側に多くを求めすぎているというのは明らかだ。こういう状況だと、今はスピンしたり、かなり大きなアクシデントに見舞われたりする可能性があるんだ」

 サスペンションの硬さと車高の低さという、現行グラウンドエフェクトマシンに内在する問題は、FIAが取り組んできた領域のひとつだ。

「我々はフロアのフィロソフィーに取り組んできた。ディフューザーをそれほど強力なモノではなくし、地面との近さによる影響を少なくしようとしている」FIAのシングルシーター部門の責任者を務めるニコラス・トンバジスは説明した。

「そのため、リヤの車高に関しては、マシンが機能するウインドウが広くなることが予想され、こういう問題は生じないだろう」

Additional Reporting by Jonathan Noble and Ronald Vording

 

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