F1 モナコGP

フェラーリの戦略にサインツJr.が不満「もうちょっとピットイン待てたんじゃ?」

フェラーリのカルロス・サインツJr.はF1第7戦モナコGPを8位で終えた。彼は決勝レースでの戦略決定はもう少し忍耐強く対応するべきだったと悔やんでいる。

Lewis Duncan Adam Cooper

編集: 2023/05/29 8:21

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Carlos Sainz, Ferrari SF-23, Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, Charles Leclerc, Ferrari SF-23

 フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1モナコGPの決勝レースにおける戦略決定に不満を持っており、もう少し辛抱強く待てたのではないかと考えている。

 サインツJr.は4番手から決勝レースをスタートさせると、序盤は順当にポジションをキープ。前を走るエステバン・オコン(アルピーヌ)との間で軽い接触があり、フロントウイングに軽いダメージは負ったが、表彰台を争う位置を走行していた。

 ただサインツJr.のレースはピット戦略が上手く機能せず、逆転とはならなかった。

 レース中盤の33周目、前を走るオコンはミディアムタイヤが厳しくなってきたことからピットイン。そのタイミングでフェラーリも反応し、ハードタイヤを履くサインツJr.をピットへ呼び戻した。

 オコンへのオーバーカットを狙いつつ、既にピットインしていたルイス・ハミルトン(メルセデス)をカバーするこの作戦だったが、結局サインツJr.はオコンの後方でピットアウトする形となった。

 サインツJr.はこの戦略に怒りをあらわに。オコンの後ろでコース上に戻った際、「なんてこった! 話してたことそのまんまだよ!」と、サインツJr.は無線でチームにエキサイトし、さらにピットストップの理由について聞かされると「ハミルトンのことなんて気にしてないよ」と続けた。

 そしてレース後、サインツJr.はハードタイヤでもう少し引っ張るように我慢できたかもしれないと戦略を振り返った。

「常にオコンを追いかけて、接触があったりイベントがたくさんあるレースだった」

 サインツJr.はそう語る。

「ハードタイヤをうまくセーブできていたんだ。それで彼のピットストップが遅かったようで、僕はインラップを飛ばして、オーバーカットを狙うことになった」

「僕のペースを考えると、もう少し耐えることができたかもしれない。でも、実際こんな感じになった」

Carlos Sainz, Ferrari

Carlos Sainz, Ferrari

Photo by: Alessio Morgese

 なおサインツJr.はレース終盤に雨が降り出した後、タイヤ交換の為にピットへ向かったが、判断が遅れたことも響き、8位でのフィニッシュとなった。

 サインツJr.はこうしたピットストップは“宝くじ”のようなものであり、あまり怒るべきではなかったとも語っている。

「モナコGPというのは、ちょっとした宝くじのようなものだ。今日は誰にとってもくじ引きなようなモノだったと思う。おそらく、僕はその中で最悪の結果を引いた」

「最初のピットストップは議論の余地があるから、見直してレビューをするつもりだ。なぜなら僕はインラップがかなり速かったし、クリーンエアの状態ではもっとラップタイムを稼げると感じていたからだ」

「あれだけマネジメントしてきたのに、突然ピットに入ったんだ。フラストレーションも感じるさ」

「だけどそれを無線で公にすべきではなかった。2回目のピットは、さっきも言ったけど宝くじのようなものだった」

「間違ってるとか正しいとかではないんだ。1周で早すぎる、遅すぎるとなってしまうことがある」

 なおルクレールは、戦略をあとから批判するのは簡単だとして、正しい決断をしていたと語った。

「僕らふたりにとって厳しいレースだったと思う」

「あとになって考えてみると、いつも違ったことができると思う。特に戦略を批判しやすい。こうしたサーキットではね。ピットストップを早めにしてセーフティカーが出動した場合、『なぜこんなに速くピットに入ったんだ?』といったふうになるだろう」

「モナコがトリッキーだというのは分かっていたことだ。今日はセーフティカーを待っていたけど、誰もミスをしなかったし、セーフティカーも出動しなかった」

「そうして、こんな結果となった。まあ後知恵で言えば変えられる部分はあったかもしれないけど、クルマに乗っている時は分かっていなかったし、今日は正しい判断をしたと思う」

 

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