テストで好調フェラーリF1。でもサインツJr.はあくまで慎重「まだ目指すところには程遠い」
カルロス・サインツJr.は、カタルニア・サーキットでのF1プレシーズンテストでフェラーリが連日速さを見せているにもかかわらず、求めているパフォーマンスにま「まだまだ遠い」と語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、カタルニア・サーキットでのF1プレシーズンテストで初日、2日目共に力強いパフォーマンスを見せているものの、まだまだ目指しているところには「近づいていない」と語る。
2月23日からカタルニア・サーキットで始まったF1プレシーズンテスト。その初日、最速タイムこそセッション終盤にタイムを伸ばしたランド・ノリス(マクラーレン)に奪われたものの、フェラーリは2-3番手につけた。そして2日目にもフェラーリは速さを見せ、シャルル・ルクレールがトップタイム。マクラーレンに0.6秒近い差をつけた。しかもフェラーリはトラブルもなく順調に周回数を積み重ねており、2日連続で最多周回数も記録した。
サインツJr.は初日に続き2日目も走行し、総合5番手となるタイムを記録。しかしながらパフォーマンスランはまだ行なっておらず、さらにテストでのラップタイムは、実際のシーズンには何の関係もないと語った。
「信頼性の面では、良いスタートを切ることができた」
そうサインツJr.は語った。
「僕らはこれまでのテストを、ほとんど問題なく完了することができた。これは、僕らにとっては励みになるスタートだ」
「でもみなさんには申し訳ないが、あまりエキサイティングではない。マシンの限界に近づいたり、パフォーマンスがどれほどのモノなのかを見つけることはできないだろうからね。でも、僕らは周回を積み重ねており、それを良い形で完了している」
ライバルたちはフェラーリの好調ぶりに注目している。メルセデスのジョージ・ラッセルは、「フェラーリとマクラーレンは、僕らの先を行っている」と発言するほどだ。
ただサインツJr.は、この日の走行はそれほど目立つようなモノではなかったと感じているようだ。
「フィーリングの面では、良いスタートと言うよりも、普通のスタートだと思っている」
「これまでのところ、問題はひとつもなかったから、普通のスタートだと言うべきだろう。そして計画の全てをこなすことができた」
「でもそれで良いか悪いかは分からない。F1マシンは、燃料の搭載量によって3〜4秒ほど遅くなったり、速くなったりする。僕らはそのウインドウの中のどこにいるんだろうね?」
「予測することは不可能だ。今朝僕は、ダニエル(リカルド/マクラーレン)から0.2秒遅れていた。その時に3〜4秒のマージンがあるのか、あるいは逆なのか……それを知ることなんて不可能だよ」
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