サインツJr.「レースはタイヤ劣化が問題になる」ポルトガルでも苦しんだ問題未解決で決勝へ
フェラーリのカルロス・サインツJr.はF1第4戦スペインGP、はタイヤマネジメントに悩まされることを予想しており、レースは厳しいものになるだろうと語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
F1第4戦スペインGPで、フェラーリのカルロス・サインツJr.は予選6番手を確保。母国戦をまずまずの位置から挑むことになったが、彼はタイヤマネジメントの問題から、厳しいレースになることを予想している。
フェラーリは前戦ポルトガルGP決勝で、ミディアムタイヤを履いた際にグレイニングの問題が発生して苦戦。ポイント圏内を走っていたが、最終的に11位とそれを逃してしまった。
彼はスペインGPでもタイヤ劣化の問題が持ち上がってくると考えており、レースに向けては厳しい予想を崩していない。
「レースにはちょっと問題を持ち越してしまっているんだ」とサインツJr.。
「タイヤマネジメントの面で、望んだような状況にないことは分かっている」
「ポルティマオで僕らはかなり苦戦してしまったけど、今回も初日にレースペースとタイヤのデグラデーションにおいて最高の状態ではないと分かったんだ」
「でも良いスタートを切ることができて、戦略をしっかり実行できれば前の方でレースを終えることも可能だと思う」
「このコースはストレートが比較的少ない点が僕らにとっては競争力を高める助けになっていると思う。それを別としても、セクター1では上手くいったし、マシンもコーナーで良く機能してくれている。週末を通じてかなり良いバランスが取れているんだ」
決勝レースの展望についてサインツJr.は更に次のように続けた。
「予選ではポルティマオでも上手く機能した物があるし、今は決勝に向けて何ができるかを考えている。決勝日は僕らにとって一番複雑な日だし、普段から苦戦しているからね」
「レースでは依然としてタイヤの問題を抱えている。その問題を軽減できないか様子を見てみよう。予選同様にここではスタートがとても重要だし、前に出ることを目指している」
スペインGP予選ではチームメイトのシャルル・ルクレールが4番グリッドを獲得。サインツJr.は差をつけられる形となったが、予選アタックの面では自信を深めつつあると主張した。
「正直に言ってQ1とQ2では僕のほうが速かった」
予選のパフォーマンスについて訊かれたサインツJr.はそう答えた。
「でもQ3に向けてタイヤを2セット温存していても、ラップは僕の思うようには行かなかった。今回はしっかりとしたラップをこなせれば、前方のグリッドも可能だと思っていたんだけどね」
「そうはならなかった。ターン10やターン7のようなコーナーではフロントエンドのフィーリングに苦戦してしまっていたんだ」
「ポジティブな点もあって、またQ1を1度しか走らずに突破したんだ。これは自信が深まっていることを示していて、実際にプッシュしたときに速いラップを刻むことができるんだ」
なおQ3最後の走行については「トラフィックに影響されてしまって、前が詰まってしまった」と語っている。
「僕としては1分17秒4(ルクレールのベストタイムは1分17秒510)も可能だったと思っているんだ。でもそれができなかったから、今後の課題になっている」
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