F1 カタールGP
コース縁石とタイヤ問題、急な変更にサインツJr.は「安全性のことは必要」としつつもドライバー側との協力無しに不満
フェラーリのカルロス・サインツJr.はF1カタールGPでタイヤの問題から急遽トラックリミットなどが変更を受けた件を、メディアの報道から知ったと話しており、GPDAとの協力が無かったことにフラストレーションを溜めている。
Adam Cooper Matt Kew
編集: 2023/10/12 9:07
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10月6日から開幕したF1カタールGPでは、初日にタイヤに問題が発生したため、2日目からトラックリミットの変更などが急遽行なわれることになった。ただ、この急な決定にはドライバー組合が関わっていないため、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)はそこを疑問視している。
初日の走行終了後、タイヤを供給するピレリは長い周回数を走行したタイヤで、サイドウォール部分のトッピングコンパウンドとカーカスコードの間に小さいながらも亀裂が生じていたことを確認した。
これはルサイル・インターナショナル・サーキットのターン12〜14の高速セクションで、タイヤに高い負荷がかかった中でピラミッド状の縁石を踏んだことで生じたと疑われていた。
そしてFIAは2日目を前にコースの一部変更を決定。当該の縁石を踏まないよう、ターン12〜14のトラックリミットを示す白線が変更され、ドライバーの慣熟のため、スプリント・シュートアウトの前に10分間の走行時間が設けられた。さらにスプリント後の状況次第では、日曜日の決勝レースでは3ストップを義務付ける可能性も立てられるなど、対処が進められた。
こうした決定は、プレスリリースによってメディアに伝えられるその直前に、FIAから各チームへと伝えられた。ただチームスタッフやドライバーはホテルにいるか、サーキットへの移動中だったため、多くのドライバーはチームから知らされる前に、メディアの報道やドライバー同士のコミュニケーションからそのことを知った。
サインツJr.も報道によって状況を知ったドライバーのひとりだが、彼は2021年の前大会時に発生したタイヤ問題から、主催者が何も学んでいなかったように見えると不満を示している。
「安全性のためなら、それはやらなくちゃならない」と、サインツJr.は変更について語る。
Carlos Sainz, Ferrari SF-23, runs over the kerb at turn 12-13 that was altered due to tyre separation
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
「当然、2021年にここで経験したようなことは良い事ではないし、好きでもない。そしてそれらの悪い縁石に対応するのに2年間もあったんだ」
「サーキットは再舗装されて縁石も措置がとられたけど、何らかの理由でFIAはピレリのタイヤを”殺して”いた縁石デザインを使い続けた」
「僕はピレリを批判しているんじゃない。でも同時に、明らかになにかが起こっている」
「僕は今朝、ここに着いてそのニュースを見たんだ」
「トラックリミットを変更するなんてことは、誰にも知らされていなかったし、タイヤの剥離なんかについても知らされていなかった」
「GPDA(ドライバー組合)としては、この状況には満足していない。より協力関係が改善していくことを願っている。というのも安全性が関わっているのなら、報道から知るだけではなく、僕らのインプットが考慮されるべきだから、十分じゃないんだ」
なおサインツJr.はスプリントをソフトタイヤでスタートし、最終的に6位でフィニッシュした。彼は決勝レースに向けても、ソフトタイヤでスタートするつもりだという。
「新品のソフトタイヤはもう1本あるんだ。たぶんこれを履いて1周目をスタートさせて、それからピットに入ると思うよ!」
「ただ明日は汚れた方のグリッドからのスタートになるし、今日見たところかなり(グリップは)少なそうだった」
「それ以外では、僕らは新品のミディアムとハードを残していて、まともな状態っぽいミディアムが2セットある」
「つまり、タイヤは十分にあると思う。FIAやピレリはタイヤの剥離でリスクを冒すべきではないと僕は強く思っている。ここはかなり高速なコーナーで、そこでパンクなんて見たくはないからね」
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