古巣マクラーレンの復活をサインツJr.祝福「今の僕らには厳しい結果だけど……素晴らしいことだ」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1イタリアGPでマクラーレンが勝ったことは、フェラーリにとっては痛手ではあるものの、自身にとっての古巣が勝利したのは喜ばしいことだと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は、自身の古巣であるマクラーレンが、F1イタリアGPで勝利を収めたことに満足していると語る。
サインツJr.は、2019年と2020年をマクラーレンで過ごした後、今季からフェラーリに加入した。そのサインツJr.の後任としてはダニエル・リカルドがマクラーレンに加入し、先日行なわれたイタリアGPでは見事な戦いぶりで優勝を果たした。
この勝利により、サインツJr.が所属するフェラーリは、コンストラクターズランキング3番手を巡る争いでマクラーレンに対して劣勢に立たされることになった。しかしサインツJr.は「困難な状況を乗り越え、9年ぶりにマクラーレンが勝つのを見られて嬉しかった」と語った。マクラーレンの勝利は、2012年最終戦ブラジルGP以来のことである。
なおマクラーレンは、昨年のイタリアGPでも2位に入っている。同レースは上位陣が相次いで脱落する中、アルファタウリのピエール・ガスリーがマクラーレンの追撃を振り切って初優勝を遂げたレース。その2位になったマクラーレンのマシンを駆っていたのは、サインツJr.である。
「彼らは、昨年よりも(モンツァで)さらにペースが速かった」
サインツJr.はそう語った、
「昨年も良いペースだったけど、今年ほど良くはなかったと思う」
「素晴らしいスタート、そして素晴らしいペースを組み合わせることで、彼らはしっかりとした週末をまとめることができたと思う。彼らを祝福するべきだと思う」
「ご存知のように、マクラーレンは僕がとても感謝しているチームだ。僕の元エンジニアや、一緒に働いてきた人たちを祝福したいね」
「彼らは懸命に働いてきた。彼らはチームの歴史の中でも、特に厳しい瞬間を経験してきた。そんな中、マクラーレンという名門チームが改めて勝利するのを見るのは素晴らしいことだ」
マクラーレンはリカルドが勝っただけではなく、チームメイトのランド・ノリスも2位に入り、1-2フィニッシュを達成。これにより、マクラーレンはコンストラクターズポイントを215ポイントに積み重ね、ランキング4番手のフェラーリに対して13.5ポイントリードすることとなった。これは、フェラーリにとっては痛手だと言えるだろう。
「彼らはチャンピオンシップで僕らと戦っている。そういう意味では、ランキング3番手を争う戦いの中では最悪の結果だった」
同GPを6位でフィニッシュしたサインツJr.はそう語った。なおフェラーリも、サインツJr.のチームメイトであるシャルル・ルクレールも4位に入っており、決して悪い結果のグランプリではなかった……しかしマクラーレンは、あまりにも完璧な結果を残し”すぎた”と言えよう。
「しかし、僕らはまだ手の届くところにいる。彼らは彼らのチャンスを活かした。だからお祝いを言いたいと思う。でもロシアでは、やり返したいと思っているよ」
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