”危険な”DRSはいずれF1から無くすべき。サインツJr.が提言

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”危険な”DRSはいずれF1から無くすべき。サインツJr.が提言
執筆: Scott Mitchell
協力: Adam Cooper
2018/09/01 8:01

サインツJr.は、エリクソンがイタリアGPのFP2で大クラッシュに見舞われたことについて、F1は最終的に危険なDRSを無くす方向性を採るべきだと話した。

Marcus Ericsson, Sauber C37 crash
Marcus Ericsson, Sauber C37 crash
Marcus Ericsson, Sauber C37 crash
Marcus Ericsson, Sauber C37 crash
Marcus Ericsson, Sauber C37 crash
Marcus Ericsson, Sauber C37 crash

 ルノーのカルロス・サインツJr.は、F1は最終的にDRSを無くす方向性を採るべきだと考えている。

 F1イタリアGPのフリー走行2回目で、ザウバーのマーカス・エリクソンがメインストレートエンドでコントロールを失い、コース左側のウォールにクラッシュ。マシンは激しく回転し大破したものの、エリクソンには大きな怪我はなかった。

 エリクソンがマシンのコントロールを失った際にDRSが閉じておらず、マシンがスピンモードに入ってからフラップが閉じたのが映像で確認されている。

 motorsport.comがサインツJr.に、エリクソンのクラッシュに対する考えを訊くと、彼は「(エリクソンが)大丈夫で嬉しい」と答えたが、DRSにトラブルが出た時にどれほど大きな影響があるかを示すクラッシュだったと語った。

「この人工的なデバイス、DRSは危険だ」

「もしDRSが閉じなければ、マシンのバランスやブレーキのパフォーマンスが全く変わってしまう」

「F1がオーバーテイクのためにDRSを必要としない方向に向かうのかどうかは疑問だ」

「今は、DRSが必要だと感じている。それがなければオーバーテイクすることはほとんど不可能だ。だがうまくいけば、DRSを必要としないフォーミュラカーを開発することはできるはずだ」

 ドラック低減システム、つまりDRSはオーバーテイクを改善するデバイスとして、2011年にF1に導入された。それ以来、オーバーテイクが簡単になりすぎるとして批判されることもあったが、安全性について懸念が示されることはほとんどなかった。

 エリクソンが怪我をしなかったことについて、安心したとコメントをしているドライバーは何人かおり、レッドブルのダニエル・リカルドは事故は”クレイジー”だったと話した。またトロロッソのピエール・ガスリーは、エリクソンが無事だったことに驚いたと述べた。

「本当に恐ろしい事故だった。あの時、僕はガレージでマシンの中にいた。あんな映像は、コースに出る時に見たいものではない」

「彼がマシンから出てくるのを見て、実際僕は驚いた。彼が全く問題にないように見えたからだ」

「あそこでは時速330kmに達するし、あんなスピードでコントロールを失ってウォールに当たり、何度も回転したのにだ」

 イギリスGPでサスペンショントラブルによる大クラッシュを経験しているブレンドン・ハートレー(トロロッソ)は「F1の安全性は素晴らしい」と話し、セッション後にエリクソンがドライバーブリーフィングに出席していたと明かした。

「他のドライバーにあんなことが起きるのは2度と見たくない。今年は僕も(安全性の)恩恵を受けているし、彼の気持ちも分かる」

「それは、F1の高い安全基準の証明だ。彼は驚くべき衝撃を受けた後で、ドライバーブリーフィングに出席し、僕たちと会話していたんだ」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー カルロス サインツ Jr. 発売中
執筆者 Scott Mitchell
記事タイプ 速報ニュース