サインツJr.がフェラーリ新代表へかける期待「バスールが上手くやれるのは分かっている」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、新代表に就任することが発表されたフレデリック・バスールは「上手くやれる」と考えている。
フェラーリは12月13日(火)、辞任を表明したマッティア・ビノットの後任として、アルファロメオ/ザウバーでチーム代表とCEOを務めたフレデリック・バスールを起用。1月からバスールがフェラーリのチーム代表兼ゼネラルマネージャーに就任することとなった。
新チーム代表に関して、ドライバーのカルロス・サインツJr.は期待を向けている。
バスールは2017年からザウバーに加入し、過去4年はアルファロメオブランドとして参戦するチームを率いてきた。FIA F2やFIA F3などに参戦しているARTグランプリの共同創設者である彼は、短期間ながらも2016年にはルノーで過ごしたこともあった。
12月14日(水)にスペインで行なわれたエストレージャ・ガリシアのイベントに参加したサインツJr.は、バスールの加入が「前向きな変化」になることを望んでいると語り、そこからもたらされるモチベーションの高まりに期待している。
「新しく来る人はみんな、自分自身とチームのために良い結果を出したいとモチベーションは高いんだ」
そうサインツJr.は語る。
「チームがどのように動いているのかを見るための時間を与えてあげる必要がある。フェラーリはとても大きなチームだし、時間がかかるのは分かっている。何事も、1日にしてならずだよ」
Frédéric Vasseur, Ferrari
Photo by: Ferrari
またサインツJr.はバスールの就任が決まってからすぐに話をしたと語り、バスールがルノーに在籍していた際にサインツJr.と契約しようと連絡を取り合っていたと明かした。
サインツJr.は2017年の途中からルノーへ移籍。その後マクラーレンを挟んだ後、2021年からフェラーリへ移籍した。
「彼に関してはとても良い話を聞いている」とサインツJr.は言う。
「彼のことは個人的に知っている。彼は過去に僕と契約してルノーに引き入れることを望んでいたんだ」
「昨日、彼とは電話をして、フェラーリドライバーとして初めてコンタクトを取ったんだ」
「彼が上手くやれるのは分かっているんだ」
フェラーリは2022年に2008年以来のチャンピオン獲得を目指し、レッドブルとタイトル争いを演じたが、シーズンを通して太刀打ちすることはできなかった。バスールは2023年、悲願のチャンピオントロフィーをマラネロに持ち帰るべく、スクーデリアを率いることとなる。
サインツJr.は2022年シーズン、7月にイギリスGPでF1初勝利を挙げたが、シーズン序盤はフェラーリ『F1-75』との相性に苦しみ、シーズンを通して6回のリタイアを強いられた。
サインツJr.はチームメイトのシャルル・ルクレールとは62ポイントビハインドのドライバーズランキング5位でシーズンを終えた。
「今年は本当の意味で競争力のあるマシンを手に入れた最初の年で、多くのことを学ばせてもらった」とサインツJr.は言う。
「このことを活かして、今後、さらに向上していけると確信している」
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