フェラーリのサインツJr.、チームメイトのルクレールは「僕より”繊細な”マシンを乗りこなせている」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、チームメイトのシャルル・ルクレールは「繊細なマシンをもっと乗りこなせている」と語っている。
Carlos Sainz, Ferrari
FIA Pool
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、チームメイトのシャルル・ルクレールは「繊細なマシンを乗りこなせている」と語った。
F1スペインGPの予選Q3の最終アタックで、ルクレールは1分18秒750の驚速タイムでポールポジションを獲得。一方サインツJr.は、マシントラブルによって満足のいくアタックができなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を挟んで、ルクレールから0.416秒差の3番手と大きく差を付けられた。
ルクレールはQ3の初回アタックでは、シケインでスピン。第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝でも、シケインの縁石に弾かれ彼はスピンを喫していた。
motorsport.comから今季のマシン『F1-75』はピーキーなのかと尋ねられたルクレールは、スピンは自分が「攻めすぎた」結果であり「マシンとは関係がない」と認めている。
しかしチームメイトのサインツは、F1-75がスナッピーなマシンだと実感したという。
特にリヤの扱いが難しく、サインツJr.よりもルクレールの方がマシンを自在に乗りこなせているため、ルクレールとサインツJr.の間にはタイム差ができてしまったと言うのだ。
「昨年のマシンよりもトリッキーで、繊細……ちょっと尖っているんだと気づいた」
サインツJr.はそう語る。
「見ての通り、僕がたどり着けていない理由のひとつだ。(マシンに対して)シャルルは僕よりもずっと満足げだし、色々と試行錯誤できているように見える」
「それで最近は、彼の方が僕よりも良いラップタイムを出せているんだ。でも速いマシンなんだ。それは重要なことだね」
「僕はただ慣れる必要があるし、リヤでもっと試行錯誤できるようになる必要がある。シミュレータとサーキットに行くたびに、僕は宿題をやっているんだ」
「このバランスに慣れるために、自分を追い込むようにしている。そのうち慣れるはずだ」
Carlos Sainz, Ferrari F1-75
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
サインツJr.はスペインの路面温度が高いため、特にリヤタイヤのデグラデーション(性能劣化)が大きいと指摘している。
フリー走行2回目でのレース想定のロングランでは、デグラデーションが顕著にフェラーリに表れており、ルクレールのミディアムタイヤでの平均タイムはフェルスタッペンよりも0.4秒も遅かった。
そのためフェラーリはフリー走行3回目でロングランに注力。その結果、フェラーリは決勝に向けて「何かを見つけた」ようだ。
「(FP3では)少しロングランをやって、それは金曜日よりもずっと良かった」とルクレールは言う。
「何かを見つけられた気がするんだ。それがマックスやチェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)に対抗できるほどのモノかは分からない。でも、感触は良くなっているよ」
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