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これまでの計画が全て台無し……予選でトラブルのサインツJr.「非常に怒っている」

カルロス・サインツJr.は、バーレーンGP予選でのトラブルにより、予選・決勝共に当初の計画が崩れてしまったことに“非常に腹が立っている”と語った。

Marshals remove the car of Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35, after he stopped with mechanical issues

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1バーレーンGPではFP1で4番手、FP3で5番手を記録し、好調ぶりを見せていたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)。しかしながら予選Q2ではターン1でリヤタイヤがロックアップしてスピン。マシンを再始動することができず、15番手でQ2敗退となってしまった。マクラーレンはこのスピンの原因について、ブレーキトラブルであると認めた。

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 サインツJr.はトラブルによって15番グリッドに甘んじただけでなく、レース戦略の面でも妥協を強いられることとなりそうだ。

 というのも、サインツJr.は今週末ピレリから供給された3セットのミディアムタイヤの内、2セットを温存して予選に臨んだ。つまりQ2でミディアムタイヤを履いてQ3に進出すれば、それを決勝のスタートタイヤにできるだけでなく、新品のミディアムタイヤを1セット温存する事ができた。

 しかしながらQ2でスピンを喫した際に履いていたミディアムタイヤはダメージが大きく、使用不可能である可能性が高い。これにより決勝に向けてサインツJr.に実質的に残されたタイヤは、ソフトタイヤ4セット(新品3、中古1)、新品ミディアムタイヤ1セット、新品ハードタイヤ1セットとなった。タイヤの性能劣化が大きいため、ミディアムタイヤを多用する複数回ストップの戦略が中心となると言われている今回のバーレーンGPにおいて、中古ではあるとはいえ、ミディアム1セットを失ってしまったことで選択肢のひとつを失ってしまったことになる。状況次第では、大きな痛手となるかもしれない。

「ロックアップしたモノ(タイヤ)を失うことになれば、僕たちに選択肢はほとんど残されていない」とサインツJr.は言う。

「日曜に向けての選択肢が非常に少なくなってしまう。だからとても腹が立っている。申し訳ないけど、本当に怒っているんだ」

 またサインツJr.にとっては、Q3に進んだ10人のドライバーが全てミディアムタイヤでQ2を突破したことも痛いと言える。多くのレースでは、Q3に進んだドライバーの大半がQ2で履いたソフトタイヤでのスタートを強いられるため、後方のマシンが硬めのタイヤでスタートして戦略的なアドバンテージを得ようとするケースが多いが、今回はそれも難しい。

 これについてサインツJr.は次のようにコメントした。

「確かに追い上げることはできるけど、とても複雑なことになっている」

「特に今回はトップ10がミディアムでスタートすることになるから、彼らの後ろからスタートするドライバーは彼らに対して何のアドバンテージも得られないんだ」

「ミディアムを2セットセーブしていたのに……その内1セットは台無しになってしまったので、使うことは間違いなくないだろう。決勝に向けては少し厳しい状況になってしまった。僕たちはレースに向けて硬めのタイヤを温存しようと頑張ってきたのに、こんなことになってしまうなんて……」

 マクラーレンは当初、サインツJr.のマシンに何が起こったのか、ブレーキ、トランスミッション、パワーユニットのいずれに起因するものなのか、明言を避けていた。

 マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは次のように語っていた。

「正直まだ分からない。分析を行なっているところだ。おそらくリヤアクスルがロックアップしてしまい、カルロスにできることは何もなかったと思う」

「今回のマシンは競争力があっただけに、とても残念だ。ランド(ノリス)は最後のアタックのターン1で少しミスをしてしまったし、カルロスもここまで調子が良かっただけに残念だ」

「しかし今はカルロスのマシンに何が起こったのかを分析して、切り替え、明日からまだ仕切り直しだ。2回以上のピットストップがあるだろうし、チャレンジングな面白いレースになるだろう。我々は上位に戻ってこれるよう頑張らないといけない」

 

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