”フェラーリが最有力”と語るメルセデスに、サインツJr.反論「それがいつものメルセデスのやり方」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、メルセデスが有力チームにフェラーリの名を挙げていることについて、メルセデスの典型的な”誇大広告”だと語った。
写真:: LAT Images
2022年のF1プレシーズンテストでは、フェラーリが速さと信頼性を発揮している。メルセデスはこれを受け、フェラーリが今シーズン開幕戦で1-2フィニッシュする可能性があると指摘する。
しかしフェラーリのカルロス・サインツJr.は、メルセデスのこの発言は「彼らの典型的な言い方」だと語った。
「それは典型的なメルセデスだと思うよ」
そうサインツJr.は語る。
「他の人たちのことを盛り上げ、その後で最初のレースにやってくると、レースではライバルを吹き飛ばしてしまう。典型的なメルセデスだよ」
「そういうことが今回初めてなら、多分彼らの言うことを信じるだろう。でも彼らは5〜6年前からそういうことをやっている。最初のレースで、僕らを圧倒し続けているんだ。だから想像の通り、僕はあまり彼らが言うことを信じていない」
「すでに彼らが何をしているのかを見ることができる……それについてはあまり喋るつもりはないけどね」
サインツJr.のこの言葉から想像するに、フェラーリはGPSなどを使って、メルセデスとの比較を行なっている可能性がある。
2チームのマシンのベストラップタイムを分析すると、コーナーでのパフォーマンスの差はほとんどないように見える。しかしメルセデスは、ストレートで大きくタイムを失っている。
理論的にはメルセデスは、パワーユニットのモードを保守的なモノにしているため、まだ本来のパフォーマンスを発揮していないように感じられる。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、メルセデスがまだ爪を隠していることに同意する。
「現時点で何かを言うのは不可能だ」
「今言えることは、燃料を抜いて、最低重量に限りなく近づいた状況で走る来週の土曜日に、何かを言えるかもしれないということだ。それから、どれほど彼らに競争力があるのかを見ていく」
「メルセデスが、現時点で完全に自らの手の内を見せているとは、決して思わない」
「現時点では、確かにフェラーリは調子の良いチームだと言わなければならないとは思う。しかし、我々もそれと同じようなところにいられたらとは思う。またマクラーレンも良いクルマを持っているようだし、アルピーヌも速かった。だから、予測するのは不可能だ」
一方でハミルトンは、メルセデスはハンドリングの問題と戦っていると主張。ペースを偽っているわけではないと明かしている。
「もしオーバーステアの瞬間がこんなにあるのに、クルマのペースを隠すためにこれほど見苦しいドライビングしていたとしたら、本当に本当に素晴らしいだろうね」
「そうではないんだ。僕たちは間違いなく、克服しようとしていることがあるんだ」
「僕は、他の人たちはあまり苦しんでいないように思う。でも本当のところは誰にも分からないよね? 来週(開幕戦バーレーンGP)になれば、もっとよく理解できるようになるかもしれない」
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