悔しいはずなのに……でも笑顔。「ノリスは“本当の紳士”」とサインツJr.が称賛

カルロス・サインツJr.は、F1ブラジルGPで初の表彰台を獲得したが、彼はチームメイトのランド・ノリスが祝福してくれたことについて、“本当の紳士”だと称賛した。

悔しいはずなのに……でも笑顔。「ノリスは“本当の紳士”」とサインツJr.が称賛

 F1ブラジルGPは、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)が3位表彰台を獲得した。これは、サインツJr.にとってF1で初めての表彰台。またマクラーレンにとっても2014年以来となる、久しぶりの表彰台獲得レースとなった。

 一方でチームメイトであるランド・ノリスは8位。レース中にはサインツJr.に前を行かせる場面もあり、レース後にチームからの無線で感謝が伝えられていた。

 そして、最終戦アブダビGPの舞台でブラジルGPを振り返ったサインツJr.は、チームメイトのことを褒め称えた。

「僕はノリスが1日を通して紳士だったと言わなくちゃならない。全く簡単じゃないはずなのに、彼は笑顔を浮かべてくれたんだ」

「だけど彼は心からチームを、そして僕のことを喜んでくれた。こういったものを目にするのは素晴らしいよ。見た目は子供みたいだけど、彼は本当の紳士だよ!」

 サインツJr.の3位表彰台は、レース終盤に起きたルイス・ハミルトン(メルセデス)とアレクサンダー・アルボン(レッドブル)の接触に起因する。サインツJr.は当初4位でチェッカーを受けたものの、ハミルトンがタイム加算ペナルティを受けたことで3位に繰り上がったのだ。

 ただこのインシデントについては、レース後審議となっていたため暫定表彰式には間に合わず、サインツJr.は結果的には3位となったものの、表彰式には参加できなかった。

 またサインツJr.自身も、イエローフラッグが振られている区間でDRSを使った疑いにより審議対象になる可能性があったが、非はなかったことが後に確認されることになった。

 サインツJr.は「期待していた初表彰台の形とは違ったけど、忘れられないモノになった」と話し、表彰式に参加できなかったことを気にしていない様子だった。

「本当に長い待ち時間だったよ。少なくとも僕にはそう感じられた」

「だけどそれと同時に、ハミルトンがペナルティを受けるだろうことも分かっていたから、表彰台は僕のものだと知っていた。僕はイエローフラッグを尊重していたしね」

「もちろん、普通に表彰台へ行きたかった。でも歌って、シャンパンを飲んでいる人達と初表彰台獲得を楽しんだよ。マックス(フェルスタッペン)もピエール(ガスリー)も好きだけど、僕はチームと表彰台を分かち合うのも好きだ。大いに楽しんだよ」

「全く期待していなかったけど、表彰台を獲得できたのはいい気分だ。ただ正直に言うと、今年は何度もベスト・オブ・ザ・レストを獲得してきた。だから先頭集団で何かがあった唯一のレースで表彰台を獲得できなかったなら、本当に腹が立ったと思う」

「だからそれを手にできて、神に感謝している。みんなの多大な努力のおかげだ」

「ファクトリーで多くの笑顔を見たし、たくさんのエネルギーやモチベーションをみんなから貰った。僕らは今、トップチームのトラブルに頼らない純粋な実力が欲しいということ、そしてもっと強くなり続けたいということに全員が同意しているんだ」

 そして最終戦アブダビGPを迎えるが、サインツJr.はガスリーと同ポイントでランキング6位を争っており、直後につけているアルボンには、11ポイント差に迫られている。

「面白いバトルだね」と、サインツJr.は言う。

「僕にとっては、そのふたりと戦っていることが既に成功なんだ。つまり今年は上手く行っていることになるからね。そして今季の始まりには、本当に考えていなかったようなポジションを争う機会でもある。チャンスはある。やってみるさ」

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