虫垂炎の手術から2週間、サインツJr.はオーストラリアGP出場に自信「ダメそうなら、すぐに手を挙げる」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1オーストラリアGPを走るのに十分なコンディションでないことに気づいたら、それを認めるだろうと語った。
盲腸によりF1サウジアラビアGPを欠場したカルロス・サインツJr.(フェラーリ)。2週間後のオーストラリアGPを前に、100%の状態に戻っていないことを認めている。
サインツJr.は手術後もシミュレータなどに乗ってはいないにも関わらず、今週末のドライブには自信を持っているようだ。
シートベルトを調整してより快適に走れるようにした状態で、サインツJr.は金曜日のフリー走行を走り状況を把握し、FIAも彼のチェックを行なう予定だ。
サウジアラビアGPでサインツJr.の代役を務めたオリバー・ベアマンは、今週末もオーストラリアでF2のレースに出る予定であり、サインツJr.が出られなければ出番が回ってくるだろう。
「まず第一に、僕がジムでやっているエクササイズや動きを見て、明日クルマに飛び乗ってトライできる状態だということがわかった」
そうサインツJr.は語った。
「もし明日、フィーリングが良くなければ、次のレースまであと2週間必要だと最初に手を挙げるだろう」
「FIAとの協力も僕たちのプランの内だ。明日もFIAのチェックがあるし、彼らも僕の状態をモニタリングしている」
「それに僕は痛みや苦しみをこれ以上悪化させたくないと思う。僕も馬鹿じゃない。自分の気持やすべてをはっきりと伝えるつもりだ」
Carlos Sainz, Scuderia Ferrari
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
これまでの回復過程についてサインツJr.は次のように付け加えた。
「毎日、明らかに良くなっている。今は24時間ごとに、かなり進歩している」
「最初の1週間はベッドで療養する時間が多くて大変だったのは事実だ。その時は少し落ち込んでいた。でも2週目になって回復のスピードがかなり速まったんだ。かなり良くなっているように感じた」
「だから、明日はマシンに飛び乗って、いいレースができると確信している。もちろんこのレースに備えるため、僕は1日目から非常に強力なリカバリープランを進めてきた」
「明日はマシンに飛び乗って、自分のフィーリングを確かめたい。でも感触はポジティブだよ」
その自信とは裏腹に、サインツJr.は金曜日になって初めて、自分の準備が十分だったのかが明らかになると自覚している。
「問題は、(自分の身体の準備がどれだけ整っているか)分からないことだ」
「F1マシンに乗って、その負荷を感じるまでは分からない。今日の僕は昨日よりずっといいし、昨日の僕は2日前よりずっといいということだ」
「その回復にも勇気づけられたし、前向きになれた。だから僕がどう感じるか見てみるよ」
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