F1 マイアミGP

サインツJr.、マイアミGPで”100%ではない体調”に苦しむ「でも、完走することが重要だった」

フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1マイアミGPの決勝レースで、トップ2台についていくことができなかったのは、金曜日のクラッシュにより首にダメージを負っていたこと、そして直近2レースを早々にリタイアしたためだったと考察する。

Jonathan Noble

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編集: 2022/05/12 7:48

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Carlos Sainz, Ferrari

 カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は、F1マイアミGPの決勝レースで、体調に問題を抱えていたことを明かした。

 サインツJr.はマイアミGPの決勝を3位でフィニッシュした。レース序盤こそトップの2台についていくことができたが、周回を重ねるに連れて徐々に差をつけられ、一時はチームメイトのシャルル・ルクレールに20秒近い差をつけられることになってしまった。

 当時はハードタイヤのバランスに苦しんでいるように見えたが、実は金曜日に喫した激しいクラッシュにより首にダメージを負い、さらに直近2レースでは早々にリタイアしていたため、走行距離の不足による体力面の問題にも悩まされていたという。

「バランスには、特に問題はなかったんだ」

 サインツJr.はマイアミGPについてそう語った。

「とはいえ、マックス(フェルスタッペン)とレッドブルにはついていくことができなかったから、実際にはバランスの面で難しかったのも確かだけどね」

「でも僕としては、ミディアムでのスティントの終盤に向けて、体調が100%ではないと感じていた」

「最後の5周で首が少し疲れ始めた。金曜日のクラッシュのせいで、100%プッシュできなかったんだ」

 サインツJr.は、フリー走行2回目で激しくクラッシュ。当該箇所には衝撃を吸収するためのテックプロバリアがなく、ダイレクトにコンクリートウォールに激突してしまったため、身体的な衝撃も大きかっただろうということが想像できる。同じような場所でクラッシュしたアルピーヌのエステバン・オコンは、51Gもの衝撃を受け、モノコックに亀裂が入ってしまうほどだった。

 そしてサインツJr.は、直近のオーストラリアGPとエミリア・ロマーニャGPでレース早々にリタイア……つまり長いことレースディスタンスを走っていないということであり、これもマイアミでのパフォーマンスに大きく影響していたようだ。

「言い訳はしないけど、直近の2レースでは、F1マシンに首と身体を慣らすことができなかったのかもしれない」

「この1ヵ月、僕は完全なレース距離を走っていないんだ。そのことが、金曜日のクラッシュと相まって、100%プッシュできない原因になったと思う」

 全力を出しきれないということを感じていたサインツJr.だが、ここ数戦は苦戦するレースが続いていたため、完走することが重要だと考えていたことを認める。

「ホッとしているということはないけど……でも(完走するのは)必要なことだった」

 そうサインツJr.は言う。

「僕は、レース距離を走り切ることが必要だったと思う。身体を元の状態に戻すのにも、使ったタイヤや燃料を多く搭載したマシンのフィーリングを掴む上でも、重要だったと思う」

「レース中にはマシンや、自分の身体のことなんかを試していた。だから何度かミスもしたんだ」

「重要なのは、レースを走り切ったことだ。レース中には、かなり速く走れた時もあったし、バトルもすることができた。チェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)とのバトルでの感触も知ることができた。バッテリーやタイヤをどう使えばいいのかを理解したんだ」

「完走できたことは、僕に将来何をすべきかということについての、良い学びをもたらしてくれたと思う」

 

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