フェラーリF1、トルコGPでサインツJr.にも新型PUを導入。前戦ロシアGPでルクレールに投入済み
フェラーリはF1第16戦トルコGPで、カルロス・サインツJr.に対して新型PUを投入することを決定。サインツJr.はグリッド降格ペナルティを受けることとなった。
Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21, Lance Stroll, Aston Martin AMR21
Mark Sutton / Motorsport Images
フェラーリF1は第15戦ロシアGPにおいて、シャルル・ルクレールのマシンにアップデートされた新スペックのパワーユニット(PU)を投入したが、第16戦トルコGPではチームメイトのカルロス・サインツJr.に対しても新型PUが投入されることが分かった。
2021年シーズンに各PUメーカーは、昨シーズン終了から今シーズン終了までの間に、1回に限ってPUの各コンポーネントをアップデートすることが許されている。しかしフェラーリは夏休みの間に、このアップデートが完了していないことを明かしていた。そのためシーズン終盤のこの時期に、新仕様のPUが投入されることになったのだ。
フェラーリは前戦ロシアGPでは、二人のドライバーが最後尾からのスタートとなる事態を避けるべく、サインツJr.には新型を投入せず、ハンガリーGPで発生したクラッシュによるエナジーストアの損傷が懸念されていたルクレールに対して先に新型PUを投入していた。
第16戦トルコGPを前に、フェラーリは新型PU投入が後回しにされていたサインツJr.にも新型が搭載されることになるとプレビューの中で明らかにした。
「ロシアでのシャルル・ルクレールのケースと同様、トルコではカルロス・サインツJr.が新しいハイブリッドシステムを搭載したパワーユニットを使用することになる」
「これにより、彼はグリッドの最後尾からのスタートとなり、ポイント獲得を目指して追い上げを狙っていくことになるだろう」
チーム代表のマッティア・ビノットは、このPUのアップデートによる効果についてはあまり言及しなかった。ただそれが2022年以降に向けての基盤づくりという目的におけるステップとなっていることを認めている。
なおフェラーリはトルコGPにはビノット代表が参加せず、イタリア・マラネロの拠点で“来シーズンのマシン開発に集中”することになると明かしている。ビノット代表は”チームと常に繋がりながら”マラネロからレースウィークを見守ることとなる。
今シーズン、フェラーリはマクラーレンとコンストラクターズランキング3位を激しく争っており、第15戦ロシアGP終了時点では17.5ポイント差でマクラーレンを追う立場となっている。
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