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サインツJr.、ミディアムタイヤのグレイニングに苦しみポルトガルGP入賞逃す「ハードタイヤの方が良かった……」

フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1ポルトガルGPの決勝レースでミディアムタイヤのグレイニングに悩まされ、トップ5フィニッシュを逃してしまったと悔やんだ。

Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1ポルトガルGPで予選5番手に入るなど、一貫して速さを見せた。しかし決勝レースでは終盤に突如ペースダウン。入賞すら逃すことになった。この原因はミディアムタイヤのグレイニングにあったと、サインツJr.本人が明かした。

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 サインツJr.は5番グリッドから好スタートを決め、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスを抜いて4番手に浮上。セーフティカーラン解除直後にはペレスにポジションを取り戻され、さらにマクラーレンのランド・ノリスにも先行されてしまったが、21周目にピットストップをするまで、しっかりと前の2台についていった。

 ソフトタイヤでスタートしていたサインツJr.は、周囲のマシンがハードタイヤに履き替えるところ、ミディアムタイヤを選択。スティント終盤になるにつれ徐々にペースを落とし、後続のマシンの攻撃に耐えることはできなかった。

 サインツJr.はチームメイトのシャルル・ルクレール(ミディアムタイヤでスタートし、ハードタイヤに交換)にポジションを譲った後、アルピーヌのふたり(エステバン・オコンとフェルナンド・アロンソ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)らに抜かれ、結局11位でレースを終えた。

「終わった後でなら、何とでも言える。後から考えれば、今日はハードタイヤが明らかに、特に僕らのマシンにとってはより良いタイヤだった」

 サインツJr.はレース後にそう語った。

「僕らはミディアムタイヤで、すごく苦労した。なぜミディアムタイヤにグレイニングが発生したのか、なぜ今日はミディアムタイヤと僕らのマシンの組み合わせがうまく機能しなかったのか、それを理解する必要がある」

「後から考えれば、違う戦略を採った方が良かった。でも、レース前に手にしたデータからすれば、ソフトからミディアムに履き替える戦略は、問題ないと思われた。でも、そうではなかった」

「今後数日の間に分析すべきことがたくさんあり、やるべきこともたくさんある。僕らは正しい結論を導き、今後改善していくことができると確信している。まともな形でレースを戦えていれば、トップ5〜6の結果を手にできるペースがあったことは分かっている」

「だからポイントを獲得できず、11位で終わったということからは、ポジティブなことを考えるのは難しい」

 グレイニングとは、タイヤの接地面がささくれ状に摩耗してしまうことを意味する。タイヤが横滑りするなどした際に路面にトレッドが削り取られるなどして生じることが多いこのグレイニングだが、これが発生すると、接地面積が減ってグリップが少なくなるだけでなく、表面積が増えるために冷えやすくなってしまい、タイヤのパフォーマンスを最大限発揮できないという状況に陥る。

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、チームは第2スティントを走るサインツJr.がどれほどグレイニングに苦しんでいるのかを確認することができたと語り、その結果ルクレールを先行させることを決めたと説明する。ルクレールは中団グループ最上位のノリスから5秒遅れの6位でフィニッシュしている。

「ポジションの入れ替えは避けたいモノだし、通常は良くないことだ。しかし、時には必要かもしれない」

 そうビノット代表は語った。

「今日は、それが必要だと我々は考えた。ペースが違ったのだ。そして、カルロスがミディアムタイヤのグレイニングに苦しんでいるのは分かっていた。我々は彼にそれ(ルクレールに先行させること)を指示し、彼はすぐにそれを実行した」

「そのことは、彼がメッセージを理解してくれる形でやりとりしたということを示している。優先事項を理解し、チームをサポートしてくれるドライバーがいるというのは、常に喜ぶべきことだと思う」

 

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